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【飼主様インタビュー前編】「パテラは怖い」パテラを乗り越えるまでと関節ケアの大切さ|森美会子様
第1回飼主様インタビューとして、森美会子様にお話をお伺いしました。
第1回ビルバック公式アンバサダーとしても活躍してくださった森様の愛犬りんちゃん。りんちゃんは3歳に時に小型犬に多くみられる膝蓋骨脱臼(通称:パテラ)を発症し手術をおこないました。
前編ではりんちゃんがパテラを克服するまでと現在の様子を中心にお話をお伺いしてきました。
\インタビュー後編はこちらから/
7回の手術を経て…りんちゃんがパテラを乗り越えるまで
ーパテラに気付いたきっかけは何でしょうか?
はじめはちょっと様子がおかしいかなという感じでした。だんだんその頻度が多くなり、ちょっと立ち止まっては足を動かして(膝蓋骨を)入れてを繰り返していました。
家の中でボール遊びをしていると、ボールを追いかけて走っていると外れて、自分で入れ直して…その仕草が頻繁にありました。足首を使って入れ直している感じです。
プードルを飼っているお友達の中に、パテラになっている子が多くいました。うちの子はどうなのかな?といつも先生に聞いて、関節を痛めないように気を付けていましたが、症状が進行していきました。
ーパテラとわかってから1回目の手術に至るまではどれくらいかかりましたか?
病院でパテラの診断を受けてから手術を決断するまで、期間は1ヶ月ほどでした。
りんはボール遊びが大好きで、ぴょんぴょん跳ねながらボールを取りにいくんです。なので着地前に関節が外れて大怪我になることが心配でした。また、グレードが低い内に手術した方が治りが早いと聞いたこともあり手術に至りました。
1回目の手術をしてから自宅に戻り、安静にしていましたが、りんはまだ若くゲージの中で暴れていました。術後の痛みもなくなったからかぴょんぴょん跳ねていたところ、骨折してしまいまいた。
ーその後、どのような経緯を経てパテラを克服されたのでしょうか?
1回目の術後、病院を転々としながら7回手術を行いました。手術の間隔は短いと2週間でその度、全身麻酔を施すのでりんの身体が心配でした。
手術を繰り返してもりんの4本ある内の1本の足が地面につかなくて…6回目の術後には人工靭帯をすすめられました。ただ人工靭帯が適合するか不安で。最後の最後、紹介してもらった別の病院に託したところ、きちんと治して頂いて、もう諦めかけていたのですごく嬉しかったです。
パテラは犬種は変わっても悩んでいる方がたくさんいらっしゃると思います。りんより足の骨が細いわんちゃんでパテラの手術をして、骨が細すぎてプレートを入れて生活をしている子もいます。プレートに頼った足の骨がまた複雑骨折してる子もいるので、パテラは、とても怖い病気です。
関節ケアをしながらりんちゃんと楽しく暮らしていく
ー現在のりんちゃんの様子はいかがでしょうか?
ぴょんぴょん跳ねても、走り回っても問題なく過ごしています。
太ると関節に負担がかかってしまうので、体重管理は必須です。今のりんは毎日筋肉を付ける為、日々努力しています。りんの足を鍛えるために、近所の急な坂道をのぼっています。私も一緒にのぼることで、自身の体型維持にもつながるので一緒に頑張っています。
ーりんちゃんとのこれからしたいことはありますか?
こうして今りんが元気に過ごせているのは、関節のケアを続けているからだと思います。今は行けないですが、お友達のわんちゃんに会いに旅行へ行きたいですね。
インタビュー後記
第1回の飼い主様インタビューの前編は、りんちゃんがパテラを乗り越えるまでと今のりんちゃんの様子をお伺いしました。
後編パートは日常の関節ケアへの取り組みを中心に紹介しています。
\インタビュー後編はこちらから/
たくさんの困難を乗り越えたりんちゃん。これからも関節ケアを続けて、元気いっぱいに過ごしてほしいですね。