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病気のサイン?犬にフケが出る原因と自宅でできるフケ対策を紹介

「あれ、こんなにフケって出てたっけ?」

 

愛犬とのスキンシップ中にフケが気になることはありませんか?

目立つようになると、病気が心配になりますよね。結論から述べると、犬のフケはさまざまな原因で引き起こされます。病気のほか、毎日のケアが原因になることもあるんです。

この記事では、犬の身体からフケが出る原因を解説するとともに病院に行く目安や自宅でできるおすすめの対策を紹介しています。

犬にフケがでる原因

犬にフケがでる原因

犬の身体からフケが出る原因は、病気だけではありません。代表的な原因は以下になります。

皮膚の乾燥

空気が乾燥する時期に乾いたフケが出る場合、皮膚の乾燥が疑われます。

皮膚が乾燥すると、皮膚の表層にある角質細胞が過度に落ちます。これが目に見えるフケの正体です。乾いたフケが目立つ場合、皮膚が乾燥しないように保湿ケアを見直す必要があります。

フケが目立つ肌

また、犬の皮膚は人より薄いため乾燥には敏感です。季節の変わり目などは人の肌でも負担を感じやすいとき。私たちの肌より敏感な愛犬の肌の保湿には気を配りましょう。

不適切なシャンプーやスキンケア

肌をメンテナンスするために行っているシャンプーやスキンケアもフケの原因になりえます。

例えば、肌は適度に皮脂があることでバリアの役割を果たし肌を乾燥から守ってくれます。しかし、脱脂力が強いシャンプーを必要以上に使用していると、バリア役の皮脂が奪われやすくなります。その結果、肌が乾燥し、フケやかゆみが出やすくなる恐れがあります。

不適切なシャンプーやスキンケアにも注意が必要です。

病気

犬のフケは病気でも引き起こされます。

では具体的にどんな病気が考えられるのでしょうか。フケと関係が深い代表的な病気を6つご紹介します。

疥癬

疥癬は、ヒゼンダニが引き起こす皮膚の病気です。主な症状として強いかゆみ、フケなどが挙げられます。

強いかゆみによりひっかき傷を作ることが少なくありません。症状が現れやすい場所は、耳の縁・肘・膝などの部分です。ヒゼンダニがこのような場所を好むためこれらの場所で症状が現れやすくなります。

治療は、注射・内服薬・外用薬などの治療と薬用シャンプーの併用で行うことが一般的です。また、人にも一時的に感染することがあり、感染するとひどいかゆみに悩まされてしまいますので、犬の疥癬は獣医さんの指導の元しっかり駆除するようにしましょう。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症は、真菌(カビ)が感染して増殖することで引き起こされる皮膚・被毛の病気です。主な症状として、円形脱毛(リングワーム)と大量のフケなどが挙げられます。

真菌(カビ)が感染すると炎症によってフケが起こることがあります。治療は内服薬または外用薬と薬用シャンプーの併用で行うことが一般的です。

皮膚糸状菌症も人に感染するケースがあります。また、カビは環境中に残り、何度も感染を引き起こすことがあるため、感染を繰り返さないためには環境清掃も大事になります。

膿皮症

膿皮症はブドウ球菌を原因菌とする皮膚病です。病気の名前にあるように本来は”膿”を持った湿疹が特徴的な症状ですが、時間と共に黄色のフケが見られることが多いです。またかゆみがあり、犬がかくことで皮膚の赤みやかさぶたができることもあります。

ブドウ球菌は皮膚の表面に普段から存在する「皮膚常在菌(じょうざいきん)」です。これらが何かしらの原因で異常に増殖してしまうことが主な原因です。

治療は、抗菌薬とシャンプーなどのスキンケアを併用することが一般的です。

抗菌薬は指定された日数をしっかり飲みましょう。何となく症状が良くなったからと言って飲ませることをやめると「耐性菌」ができて再発を繰り返したり、悪化することもあります。

また、再発の原因として以降にあるようなアレルギー性皮膚炎などが関わることがあります。

アレルギー性皮膚炎

食事やノミなど特定の刺激(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こすことがあります。アレルゲンは犬により異なりますが、皮膚の症状としてはかゆみ、赤みなどが見られます。

基本の対処法は、原因を取り除くことになりますが、原因は色々あるので獣医さんと相談しながら対応していきましょう。

アトピー性皮膚炎

好発犬種例

  1. 柴犬
  2. シーズー
  3. フレンチブルドッグ
  4. トイプードル

アトピー性皮膚炎は花粉やハウスダストなど環境中のアレルゲンにアレルギー反応を起こしやすい体質を持っている犬にみられる皮膚病です。

症状としては口周り、目の周り、耳、足先、脇の下、太ももの内側、お腹などに赤み・かゆみが見られます。また、乾燥によるフケも出やすいです。基本の治療は、アレルギー反応を抑える薬で症状を和らげることです。また、肌を優しく守るためのスキンケアも大切です。

持って生まれた体質が影響してくる病気のため、症状が生涯続くこともあります。症状を悪化させないことを目指し、生活の質をなるべく維持できるように心がけましょう。

脂漏症

好発犬種例

  1. シーズー
  2. ミニチュア・ダックスフンド
  3. アメリカン・コッカー・スパニエル
  4. ゴールデン・レトリーバー

皮脂の量が増えたり減ったりすることで引き起こされる皮膚病です。皮脂の量が増えればベタつき肌になり、少なければフケが多い肌になります。これらの症状は耳、脇の下、腹部、背中、足先によく見られます。年齢を重ねるにしたがい悪化しやすい傾向にあります。

治療法は、体質として脂漏症が出やすい犬種ならばシャンプーを主体とし、ターンオーバーや皮脂の調整をします。また、内服薬などを飲むこともあります。

脂漏症の原因が内科疾患の場合のこともあります。そのような場合は原因となる病気を治療しつつスキンケアをしてあげます。

犬のフケは放っておいていいの?病院にいく目安

犬のフケは放っておいていいの?病院にいく目安

犬のフケは人間と同様、生理現象の1つのため、皮膚にトラブルを抱えていない犬でも少数のフケはでます。そのため愛犬を病院へ連れていくタイミングで悩む人は多いかと思います。

ここでは、愛犬を病院へ連れて行く目安を紹介します。

大量のフケが出ている

健康な犬でもフケはでますが、大量といえるほど出ているときは注意が必要です。

これまでと比べて明らかに量が増えている場合は、何かしらの病気が潜んでいる恐れがあります。気になった時点で病院へ連れて行くことをおすすめします。

フケ以外の症状が現れている

フケ以外の症状が現れている場合も注意が必要です。

  1. 脱毛
  2. 皮膚の赤み
  3. かゆみ
  4. 毛のべたつき

などを伴う場合は、皮膚の病気によりフケが出ている恐れがあります。

飼い主にうつる皮膚の病気のこともあるため、他の症状も現れている場合は早めに病院へ連れて行きましょう。

犬のフケ対策!自宅でできる対策を紹介

犬のフケ対策!自宅でできる対策を紹介

フケがおさまらないなど、気になることがある場合は病院へ相談することをおすすめします。

「病院へいくほどの症状はまだでていないから様子をみたい」
「症状が悪化しないよう保湿ケアを始めたい」

という飼い主さんは自宅でできるところから始めてみましょう。ここでは自宅でできる犬のフケ対策をご紹介していきます。

シャンプーの見直し

フケが目立つ場合、病気ではなくても犬の皮膚はダメージを受けていると考えられます。

まずは、刺激の弱いシャンプーなど、現在の皮膚の状態に合わせたシャンプーを使用しましょう。シャンプーは獣医さんに相談して選ぶと良いです。

また、フケが目立つからといって、何度も繰り返しシャンプーをすると皮膚を守る皮脂まで奪ってしまいます。シャンプーの頻度や洗い方を見直すことも大切です。

 

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保湿剤を使う

フケが目立つ犬は、皮膚が乾燥しているケースが少なくありません。保湿剤で潤いを保つことも有効な対策です。

特に、シャンプー後は皮膚が乾燥しやすくなります。保湿剤をできるだけ併用するように心がけましょう。

皮膚をよく観察して異常の早期発見を目指しましょう。

環境の見直し

犬のストレスが原因の場合は、ストレスのない環境づくりが必要です。

愛犬が感じているストレス原因を取り除くことで足をなめたりなどする回数が減りフケの改善も期待できます。

 

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また、フケの原因が皮膚の乾燥からくる場合は室内の加湿を徹底することも大切です。湿度は60%程度に維持できるよう心がけましょう。

愛犬の保湿ケアに便利なアイテムを紹介

愛犬の保湿ケアに便利なアイテムを紹介

フケが目立つときに取り組みたいのが「保湿ケア」です。ここでは愛犬の保湿ケアに便利な代表的なアイテムを紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

保湿成分配合コンディショナー

シャンプー後に使用する保湿成分入りのコンディショナーです。使用後に洗い流すもの、洗い流さないもの、スプレータイプのものなどにわかれます。

皮膚の保湿と毛のケアを同時に行える点が魅力です。特にスプレータイプのものはシャンプー後だけでなく、乾燥が気になった時に手軽に保湿してあげることができるため便利です。

成分としてはセラミド、リン皮脂、尿素、スクワランなどが含まれているものがあります。

 

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保湿剤

保湿剤は保湿成分などを配合したスキンケアアイテムです。主に、シャンプー後やブラッシング時に使用します。

具体的な使用方法は商品で異なりますが、基本的には乾燥が気になる部位を中心に塗布します。乾燥しやすい時期や集中保湿をしたい時に最適です。

成分としてはセラミド、コレステロール、必須脂肪酸などが含まれているものがあります。

 

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スキンケアサプリメント

スキンケアに効果的と考えられている成分を配合したサプリメントです。

皮膚に塗布しないため、触られるのが苦手なワンちゃんにも使いやすいのが魅力的です。普段の食事からは皮膚を健康に導くために必要な量の必須脂肪酸を十分に採りきれないこともあります。皮膚の健康を考えた必須脂肪酸をバランスよく配合しているサプリメントも活用してみましょう。

触れられるのが平気なワンちゃんではコンディショナーや保湿液と併用するとより効果的です。

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フケが出るときは原因を見極めて対処

犬のフケが目立つときは、さまざまな原因が考えられます。背後に病気が潜むケースもあるため、気になる症状が現れている場合は病院を受診することが重要です。

自宅で様子を見るときは、紹介した対策を試してみてはいかがでしょうか。コンディションを整えることで、フケが改善する可能性があります。愛犬のため、できることから始めましょう。

主な症状・お悩み
  1. 犬のフケ・カサカサ
  2. 犬の保湿
  3. 犬の皮膚トラブル

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