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必読!歯磨きを嫌がる犬に慣れてもらう3ステップ!おすすめのグッズも紹介

犬の歯のケアは人間同様とても大切ですが、最初から歯磨きを喜んで受け入れてくれる犬はほとんどいないでしょう。ですが、歯磨きを怠ると歯垢や歯石がたまり、歯周病を引き起こすリスクが高まります。
歯周病が進んでしまうと、歯磨きだけでは対処できないケースも出てきます。場合によっては動物病院で全身に麻酔をかけて処置しなければならないことも。
この記事では、犬の健康管理に欠かせない歯磨きに慣れさせる方法をお伝えします。歯磨きケアのおすすめグッズも紹介しますので、ぜひ犬の歯磨きをマスターしてください!

この記事では以下のことがわかります

  1. 歯磨きに慣れてもらう3ステップ
  2. 歯磨きをする時のポイント
  3. 便利で効果的な犬の歯磨き用グッズ
  4. 犬の歯磨きの重要性

 

おすすめの歯磨きグッズを先に確認する

 

歯磨きを嫌がる犬に慣れてもらう3ステップ

犬に歯磨きを慣れてもらうまでのステップは全部で3つ。この方法で歯磨きを訓練すれば、愛犬にとって歯磨きは「うれしい・楽しい」ものとなるはずなので、焦らず頑張りましょう。個体差がありますが、うまくいけば1〜3ヵ月で効果を感じることができます。

これから説明する歯磨きのトレーニング手順は以下の動画でも確認できます。動作がわからなければぜひ動画もご確認ください。

今日から始めるホームデンタルケア 歯磨き指導編

 

【ステップ1】口を触ることができ、すべての歯を見ることができる

犬の歯磨きステップ1:口を触ることができ、すべての歯を見ることができる

丸めた手のなかでおやつを食べさせながら逆の手で口を触り、歯のチェックをします。

犬の歯磨きステップ1:口を触ることができ、すべての歯を見ることができる

徐々にすべての歯が見られるようにしましょう。慣れてきたらごほうびは触ったあとにあげます。

最初のステップでは、まだ歯ブラシは使いません。犬に「歯を触られる=ごほうび」→「歯を触られる=楽しい!」気持ちになってもらいます。

【ステップ2】歯ブラシが好き!にさせる

犬の歯磨きステップ2:歯ブラシが好き!にさせる

歯ブラシを見せて次に同じ手に隠しておいたごほうびを見せ、少しずつごほうびを食べさせながら歯ブラシに慣れさせます。

歯ブラシを楽しみに結びつける大切なステップです。

【ステップ3】ごほうびを与えながらすべての歯をみがくことができる

犬の歯磨きステップ3:ごほうびを与えながらすべての歯をみがくことができる

実際に歯ブラシを使って歯をみがきます。スタートは歯ブラシを歯に当てるだけにとどめましょう。

犬の歯磨きステップ3:ごほうびを与えながらすべての歯をみがくことができる

慣れてきたら、少しずつ歯ブラシを動かしていきます。

外側がみがけるようになったら、内側もみがいてください。おもちゃを噛ませると口が開き内側がみがきやすくなります。「みがけたらごほうび」を繰り返し、徐々にごほうびの回数を減らしながら歯磨きに慣れさせていきましょう。

どのステップでも、おりこうさん GOOD!など普段のしつけの際のほめことばを積極的に使い、犬を喜ばせてください。

やることが多くて一見むずかしそうですが、ステップを踏んで続けると案外簡単です。歯磨きが大好きになれば、愛犬にとって歯磨きは楽しい時間になります。飼い主さんにとっても、犬の健康を守りながら新しいスキンシップの機会ができ、癒しの時間が増えるでしょう。

どうしても嫌がる場合は、まずは動物病院へ!

この記事のとおりにやってみたけどどうしても犬が嫌がる場合は、すでに歯周病が進んでいて、痛みを感じている可能性もあります。不安な場合はまずかかりつけの獣医師や動物病院に相談し、お口の中をしっかり診察してもらいましょう!

犬に歯磨きをするときのポイント

犬に歯磨きをするときのポイント

犬を歯磨きに慣れさせるステップは以上のとおりです。次に、歯磨きで大切なポイントを解説します。

できれば毎日歯磨きする

毎日行なうのがベストですが、むずかしい場合は週に1~2回でもかまいません。残りの日は歯磨きガムや液体デンタルケアなどのデンタルケアグッズで補うとよいでしょう。大切なのは、少しずつでもよいのでケアを続けることです!

負担感から飼い主さんが途中でトレーニングをやめてしまっては本末転倒。飼い主さんにストレスがかからないように、1日1本ずつみがくなど簡単なやり方から始めたほうがよいですね。

人間は約25日で歯垢が歯石へ変化しますが、犬は約3~5日と短い期間で歯石に変化します。ケアは何かの形で毎日続けることが大切です。

なかには、おやつにジャーキーやひづめなどをあげるだけでオーラルケアを済ませている飼い主さんも見受けられます。ジャーキーやひづめなどはオーラルケアの役割を果たさないので注意してください。特に、ひづめなどの硬いものは犬の歯が欠ける原因となりますので気を付けましょう。

長時間の歯磨きはしない

犬が受け入れられる長さで歯磨きを行ない、嫌がりはじめたら思い切りよくストップ!一日に2回・3回に分けて短時間で行なうのもおすすめです。

おやつやおもちゃなどのごほうびを活用する

「口・歯を触られたらおやつがもらえる、ほめてもらえる」と犬に意識させることで、犬にとって歯磨きがうれしいものになります。

便利で効果的な犬の歯磨き用グッズ

犬の効果的なデンタルケアは歯磨きですが、飼い主さんの立場に立つと負担を感じることもあるでしょう。愛犬のお世話に負担感があると飼い主さんも愛犬もハッピーではありません。

現在は犬の健康を考えた効果的で便利なデンタルケアグッズが充実していますので、そのようなアイテムもうまく取り入れましょう。ここからは、おすすめのデンタルケアグッズを紹介します。

手軽に歯垢を落とすデンタルガム

手軽に歯垢を落とすデンタルガム

★デンタルガムがおすすめな人噛むことによる歯磨き効果と使いやすさのバランスがよく、【デンタルケアを始めたい人】に一番おすすめ

愛犬がおやつとして噛んで楽しむアイテム。噛むことで歯垢・歯石の沈着を防ぎ、口臭を減らすことが実証されているものがあります。数種類の有効成分が入っている商品もあり、お口や歯の健康を保つ効果も期待できます。

 

\おすすめのデンタルガム/

 

なめさせるだけでもOKな歯磨きペースト

なめさせるだけでもOKな歯磨きペースト

★歯磨きペーストがおすすめな人酵素が含まれているなど【舐めるだけでもOK】なものも!複数の味が選べるものもあり、歯磨きがおいしく楽しくなります。

ペットが喜ぶフレーバーのついた動物用の歯磨きペーストがあります。犬は人と違ってうがいができません。飲み込んでも安全な動物用のものを選ぶようにしましょう。中には酵素が入っているなど、舐めさせるだけでOKなものもあります。

 

\おすすめの歯磨きペースト/

 

飲み水に混ぜる簡単デンタルケア

飲み水に混ぜる簡単デンタルケア

★液体デンタルケアがおすすめな人手間いらずで一番カンタン!デンタルケアの時間がとれない【忙しい人におすすめ】

少量を普段の飲み水に混ぜるだけでデンタルケアができるお手軽なアイテムもありますよ。

 

\おすすめの液体デンタルケア/

 

効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ

効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ

★デンタルブラシがおすすめな人お口がさわれるわんちゃんに【歯磨きをチャレンジ】させたい!

歯ブラシは犬のサイズや性格に合わせて選びましょう。毛先やグリップの形状によっても磨きやすさが変わります。汚れがたまりやすい歯周ポケットをしっかりとケアできるブラシがおススメです。

また歯磨きペーストと使うとより効果的です。

 

\おすすめのデンタルブラシ/

 

お手入れアイテムの組み合わせも重要!

犬の好みや状況によってグッズを使い分けたり、組み合わせたりして使うことも大切です。愛犬の性格やクセを一番知っている飼い主さんが、どのアイテムからスタートしてどのようにデンタルケアを習慣にするかよく考え、愛犬と一緒に楽しんでケアしましょう!

例えば歯磨きに慣れていない犬なら、デンタルガムや飲み水に混ぜる簡単デンタルケア、なめさせるペーストなどから始め、徐々にブラッシングも加えるのがおすすめです。まずは歯磨きペーストに慣れさせ、デンタルガムをごほうびに歯磨きを練習するのもいいでしょう。

なぜ歯磨きをするの?犬の歯磨きの重要性

なぜ歯磨きをするの?犬の歯磨きの重要性

そもそもなぜ犬に歯磨きが必要なのでしょうか?ここでは犬の歯磨きの重要性について説明していきます。

犬は虫歯にはなりにくいが歯周病になりやすい

犬は虫歯にはなりにくいですが、歯周病にはなりやすい傾向があります。

歯周病が進行すると歯が抜け落ちたり、あごの骨が溶けてしまったりするなど、重い症状が出る場合もあります。

また重度の歯周病の治療となると、全身麻酔を施すケースが多く、犬への身体の負担が大きいものとなります。

犬の健康を守るためには、お口のケアは欠かせません。

歯周病は様々な病気を引き起こす可能性がある

犬の歯周病を放置しておくと様々な病気を引き起こす可能性があります。

歯周病で口の中が炎症を起こすと、細菌が血液中に入って全身をめぐり、心内膜炎や腎臓病、肺炎など様々な病気の原因になる場合があります。

「たかが歯磨き」とあなどってはいけません。歯周病を放っておくと愛犬の命にかかわる事態になりうる場合もあります。

愛犬の口臭を防ぐ

歯磨きをすることで愛犬の口臭ケアが可能です。

デンタルケアをせず、歯周病が進行すると口臭はどんどん悪化していきます。

犬の口臭と歯周炎の状態を示した画像

毎日の歯磨きを続ければ犬の口臭はほとんど臭いません。

犬の口内の異常は、多くの場合「口臭」で気付くことができます。犬の虫歯や歯周病を防ぐためにも、日頃から口のにおいをチェックしておきましょう!

最も効果が期待できるデンタルケアは「歯磨き」ですが大変だと感じる飼い主さんも多いようです。先ほどご紹介したデンタルケア用品を上手く取り入れながら、コミュニケーションの一環として「楽しく」行ないましょう!

焦らず続けよう!愛犬との歯磨きの心構え

焦らず続けよう!愛犬との歯磨きの心構え

犬に歯磨きを慣れさせるには、基本的にある程度時間がかかりますが、いったん慣れてしまうと飼い主さんにとっても愛犬にとっても楽しいスキンシップ!しばらくは根気よくトレーニングをしてみましょう。

焦らず続ければ磨けるようになる

時間は必要ですが、焦らず少しずつ進めていけば確実に歯磨きができるようになりますよ。飼い主さんと愛犬がともに楽しく行なえるようになる日をイメージしてトレーニングしましょう。

1日1本みがくだけでもGOOD

愛犬がまだ嫌がっている段階で無理に歯磨きを続けると、めざすゴールには届きにくいでしょう。慣れるまでは嫌がらないうちに歯磨きを切りあげてしまうほうが◎。スタート時は1日1本でもOKくらいの気持ちで取り組めば、愛犬にとっても飼い主さんにとっても負担が軽くなるでしょう。

スキンシップやコミュニケーションを交えて

愛犬は飼い主さんにほめてもらい遊んでもらうのが大好き!歯磨きはたっぷりほめながら行ないましょう。ごほうびにおやつやおもちゃを用意するのも効果的ですね。そうして訓練していけば、歯磨きもお互いにとって楽しい時間となっていくでしょう。愛犬の喜ぶ姿を見れば飼い主さんはますます癒されるはずです!

何歳からでも始められる!

子犬の頃からやってなかったからもう遅い……」とあきらめてしまった飼い主さんでも大丈夫!何歳からでも歯磨きのしつけは可能です。

まとめ

犬は虫歯にはなりにくく歯周病になりやすい動物です。重い病気につながる歯周病を防いで健康を守るために、歯磨きを習慣にしましょう。

最初はほとんどの犬が歯磨きを嫌がりますので、時間をかけて楽しいスキンシップタイムにしていきます。ごほうびのおやつやほめことばを上手に使ってください。飼い主も愛犬も楽しみながら歯の健康を守りましょう!

デンタルガムなど、手軽に効果が期待できる便利なアイテムをうまく取り入れるのがおすすめ!効果もわかりやすく負担感なく続けられるでしょう。飼い主さんも愛犬も、歯磨きタイムが楽しみになる日をめざしてください。

主な症状・お悩み
  1. 犬の歯ブラシ
  2. 犬の歯みがき
  3. 犬の歯垢

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