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愛犬の歯磨きをしないとどうなる?歯磨きのやり方とサポートアイテムも紹介

「愛犬への歯磨きが大切と聞いたけど、絶対しないといけないの?」

 

愛犬への歯磨きの必要性がイマイチわからないという飼い主さんも多いのではないでしょうか。

結論から申し上げると、犬の健康管理に歯磨きは欠かせません。本記事では歯磨きをしなかった場合に考えられるリスクを紹介していきます。

また、これから愛犬の歯磨きを始める方に向けて、犬の歯磨きのやり方とコツ・ポイントも解説していきます。歯磨きのサポートアイテムも紹介しますので、愛犬の歯みがきの習慣化にお役立てください!

この記事では以下のことがわかります

  1. 歯磨きをしないとどうなるの?
  2. 愛犬の歯磨きのやり方とコツ法
  3. 愛犬の歯磨きはどれくらいの頻度がおすすめ?
  4. 愛犬に歯磨きを受け入れてもらうためのポイント
  5. 歯磨きをサポートする便利なデンタルケアアイテムを紹介

愛犬の歯磨きをしないとどうなるの?

愛犬の歯磨きをしないとどうなるの?

歯磨きを行わない場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?

歯磨き不足で歯周病が発生する

歯磨き不足は歯周病の原因となります。

先述のように、犬の口内はアルカリ性で、溜まった歯垢は口内の細菌やミネラル分で硬い歯石となります。

歯磨きを怠ってしまうと歯石はどんどん増加して、歯と歯ぐきの間である「歯周ポケット」の溝に入り込みます。そこから炎症を起こし、やがては歯周病に発展してしまうのです。

歯周病を引き起こす歯垢や歯石は「細菌」のかたまり。歯周病になると腐敗臭のような口臭がしたり、重症化すると鼻腔炎を引き起こしたりするケースもあります。

歯周病による症状例

  1. 生臭いニオイの口臭がする
  2. 口を気にする
  3. 噛むときに痛がるそぶりを見せる
  4. くしゃみ・鼻水・鼻血がでる

歯周病が原因で骨に影響が出る

歯周病が悪化すると歯槽膿漏になり、歯の土台が弱くなってしまい歯がグラグラしてきます。

下あごの歯周病が進行するとあごを支えている部分がもろくなり、あごの骨を骨折してしまうなどの重い症状が出るケースもあります。

歯周病が原因で内臓に影響が出る

歯周病が原因で口内に炎症や出血が起きると、血管に細菌が侵入します。

血液は全身を循環するので、歯周病が原因で心臓や腎臓に負担をかける可能性もあると言われています。

愛犬の歯磨きのやり方とコツ

愛犬の健康管理のためには歯周病にさせないことが大切です。愛犬への歯磨きのやり方とコツについて紹介します。

歯磨き習慣のない愛犬の飼い主さんにとって歯磨きは、「むずかしそう」「愛犬が嫌がる」と、なかなかいいイメージを描けないかもしれません。

でも、歯磨きも段階を踏んで慣らしていけば、愛犬との新しいコミュニケーション手段に!愛犬との楽しみがまた一つ増えますよ♪

愛犬に歯磨きに慣れてもらうためには、次のようなやり方で進やり方でめていきます。

用意するもの

  1. 歯ブラシ
  2. 歯磨きペースト
  3. おやつ

以下の動画では、段階を踏んだ歯磨きトレーニングのやり方がまとめられています。ぜひこちらも参考にしてみてください!

 

今日から始めるホームデンタルケア 歯磨き指導編

 

【ステップ1】愛犬の口元を触る

まずは、愛犬の口元にふれ、口元を触られることに慣れさせることから始めます。

普段のしつけと同じように、できたら(=触らせてくれたら)ほめてあげましょう!

【ステップ2】歯や歯ぐきにも触り、できたらごほうびをあげる

歯や歯ぐきにも触り、できたらごほうびをあげる

「口まわりを触られる=いいことがある」と、愛犬に覚えてもらいます。ごほうびのおやつを片手でにぎり、触る→ごほうびを繰り返します。

【ステップ3】指を口の中へ入れ、できたらごほうびをあげる

歯・歯ぐきだけでなく、口内全体を触っても大丈夫なようにします。手の中のおやつを使って「待て」をさせ、唇をめくるといいでしょう。

触らせてくれたら、「お利口さん!」「GOOD!」などしっかりほめておやつをあげましょう。

【ステップ4】指に歯磨きペーストを付けて指磨きをする

指に歯磨きペーストを付けて指磨きをする

いきなり歯ブラシを使わないのがポイントです。まずは指を使い、ペーストが歯に付く感覚に慣れてもらいましょう。

【ステップ5】歯ブラシに慣れさせたら、前歯から順番に磨いていく

指みがきが慣れてきたら、今度は歯ブラシを持つ手でおやつを与え、歯ブラシに良い印象を持たせます。

回数を重ね、徐々におやつ抜きでも歯ブラシに抵抗がない状況になるまで、愛犬と一緒に頑張っていきましょう!

歯ブラシに抵抗がなくなったら、次はペーストを塗った歯ブラシを優しく歯ぐきにあて、前歯から順に磨いていきましょう。

問題なくできたらおやつを与え、しっかりほめてあげてくださいね。

愛犬の歯磨き頻度は毎日おこなうのが理想

愛犬の歯磨き頻度は毎日おこなうのが理想

愛犬の歯磨きは毎日行なうのが理想、最低でも週に最低でも週に2~3回の歯磨きが望ましいです。

人間の口内は酸性~中性ですが、犬の口内はアルカリ性です。そのため、犬の口内は歯垢が付きやすく、さらには3~5日ほどで歯垢が液中のミネラル分と反応し、硬い歯石になってしまいます。

人は歯垢が歯石に変わるのに20日以上かかると言われていますので、犬は歯石が付きやすい動物であると言えます。この歯石化のスピードを考えると、最低でも週に2~3回の歯磨きが望ましいといえます。

ただし、歯石の付きやすさには個体差があります。このあとで説明する歯周病対策を考えると、できれば愛犬の歯磨きは毎日やるのが理想です。

そうはいっても、飼い主さんが「毎日やらないと」と負担を感じながら歯磨きを行なうとそのストレスは愛犬にも伝わってしまいます。それによって愛犬が歯磨きを嫌がるようになってしまう可能性も…。

愛犬にとっても、飼い主さんにとってもスキンシップを兼ねて楽しく行なえることを第一に、歯磨きの方法を考えましょう!

愛犬に歯磨きを受け入れてもらうためのポイント

愛犬に歯磨きを受け入れてもらうためのポイント

愛犬に歯磨きを受け入れてもらうためには、いくつかのポイントがあります。

このポイントをおさえて行なえば、多少時間がかかっても歯磨きができるようになっていくので、焦らず愛犬と一緒に頑張りましょう!

歯磨きにいい印象を持たせる

「歯磨き=楽しい」という印象を持たせます。そのためにも、何かできた時は必ずほめるようにしましょう。

歯磨きがちゃんとできれば、ごほうびにおやつやおもちゃがもらえ、飼い主さんにほめてもらえることを愛犬に印象付けます。

愛犬が歯磨きを嫌がるときには無理にしない

几帳面な飼い主さんは、愛犬の健康管理のためにきちんと歯磨きをすることに使命感を持ってしまいがちです。しかし、気を付けなければいけないのは、「犬が歯磨きを嫌いになってしまったら本末転倒」ということです。

つまり、愛犬が嫌がるときに無理やり歯磨きしようとするのは、愛犬にとって「歯磨き=嫌なもの」と学習してしまうため、勧められるものではありません。

犬はとても賢い動物です。歯磨きに悪い印象を残さないためには、愛犬が嫌がるそぶりを見せたり威嚇などをしたら、その日はきっぱりあきらめて日をあらためてチャレンジしましょう!

ストレスを与えない

犬は本来口のまわりを触られたくない動物で、母犬は子犬を叱るときは子犬の口を軽くくわえるほどです。

ポイント1~3に通じるのは、愛犬にストレスを感じさせないこと。いきなり歯ブラシを口に入れるようなことはせず、焦らず段階を踏んで慣れさせましょう!

歯磨きをサポートする便利なデンタルケアアイテム

歯磨きの重要性は理解していても、それを愛犬に慣れてもらい、なおかつ習慣にするのは大変なものです。

「デンタルケアをしなければならないけれど、思うようにできない」と飼い主さんがストレスを感じると、愛犬にとっても良くない影響が出る場合があります。

そんなときは、無理に歯磨きを行なおうとはせず、便利なデンタルケアアイテムに頼るのも一案です!

最近は手軽で効果的なデンタルケアアイテムが充実しているので、これから紹介するようなアイテムを取り入れて、ストレスなく愛犬の健康管理をしていきましょう。

手軽に歯垢を落とすデンタルガム

手軽に歯垢を落とすデンタルガム

★デンタルガムがおすすめな人噛むことによる歯磨き効果と使いやすさのバランスがよく、【デンタルケアを始めたい人】に一番おすすめ

デンタルガムは、噛むことで歯垢の付着を軽減するアイテムです。

アレルゲンとなりやすい原料を使用していないタイプや、口臭対策まで考慮された製品もあります。愛犬の状況に合わせたチョイスが大切です。

また、製品の中には、犬の体格によって使用する量が変わる製品もあります。そういった製品を選ぶ場合には、愛犬の体重に合ったサイズを選びましょう。

 

\おすすめのデンタルガム/

 

なめさせるだけでもOK!フレーバー付き歯磨きペースト

なめさせるだけでもOKな歯磨きペースト

★歯磨きペーストがおすすめな人酵素が含まれているなど【舐めるだけでもOK】なものも!複数の味が選べるものもあり、歯磨きがおいしく楽しくなります。

酵素が含まれているなど【舐めるだけでもOK】なものも!複数の味が選べるものもあり、歯磨きがおいしく楽しくなります。

犬用の歯磨きペーストは、基本的に嗜好性に優れたフレーバー付きです。愛犬や飼い主さんのお好みに合わせて選びましょう。食物アレルギーに配慮した製品もあります。

ブラッシングや口の中をすすぐ必要がなく、なめるだけでデンタルケアの効果が期待できる歯磨きペーストなら、忙しい飼い主さんも手軽に使用できます。

直接愛犬の口に入るものなので、効果や成分をしっかりチェックして選びましょう!

 

\おすすめの歯磨きペースト/

 

飲み水に混ぜる簡単デンタルケア

飲み水に混ぜる簡単デンタルケア

★液体デンタルケアがおすすめな人手間いらずで一番カンタン!デンタルケアの時間がとれない【忙しい人におすすめ】

歯磨きのサポート役にぴったりなのが、飲み水に混ぜる液体タイプのデンタルケアアイテムです。

キャップ部分に計量カップが付いた使い勝手の良い製品もあり、朝などあわただしい時間帯でもスピーディーに愛犬のデンタルケアができます。

こちらも大切な愛犬の口に入るものなので、成分・効果はしっかり確認して選びましょう!

 

\おすすめの液体デンタルケア/

 

効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ

効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ

★デンタルブラシがおすすめな人お口がさわれるわんちゃんに【歯磨きをチャレンジ】させたい!

歯磨きで大切なのは、歯の表面と歯周ポケットの歯垢を取り除くことです。そのためには、歯ブラシは愛犬のサイズに合ったもので、歯周ポケットに入り込む極細毛タイプがおすすめ。

抗菌加工のブラシなら衛生管理も安心です。

 

\おすすめのデンタルブラシ/

まとめ

犬は歯周病になりやすく、歯周病が進行すると骨や内臓にまで影響が出てしまうおそれもあります。

愛犬の健康管理のために、日頃から行なえる歯周病対策として効果的な手段は歯磨きです。少なくとも週に2~3回は歯磨きをするよう習慣づけていきましょう。

歯磨きを習慣づけるポイントは、「歯磨き=楽しいこと」と愛犬に印象付けることです。おやつやおもちゃ、ほめ言葉を上手に使いましょう!

歯磨きに慣れるまでは紹介したデンタルケアアイテムを取り入れることも一つのやり方です。

愛犬と飼い主さんにとって、歯磨きを楽しいコミュニケーションのひとときにしてくださいね!

主な症状・お悩み
  1. 犬の歯みがき
  2. 犬の歯垢
  3. 犬の歯石

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