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乾燥する季節に要注意!犬猫の皮膚バリアを守る保湿ケア

犬猫の皮膚は、外界から体を守るバリアの役割を担っています。

しかし、人の皮膚とは構造が異なり、乾燥しやすく、トラブルが起こりやすい部分もあります。特に、乾燥しやすい冬場は、皮膚のトラブルに注意が必要です。本記事では、犬猫の皮膚の役割と構造から、おすすめの保湿ケアについてご紹介をしております。

ビルバックおすすめのケア用品もご紹介しておりますので合わせてご覧ください。

犬猫の皮膚の役割と構造

犬猫の皮膚の役割

犬猫の皮膚は、単に体を覆っているだけでなく、様々な重要な役割を担っています。

バリア機能

外界からの細菌やウイルス、化学物質などの侵入を防ぎ、体内の水分や体温を保持します。

感覚機能

痛み、熱さ、冷たさなど、外界からの刺激を感じ取る役割があります。

免疫機能

体内に侵入した異物に対して、免疫反応を起こし、体を守ります。

体温調節

体温を一定に保つために、汗をかく(肉球など)や毛を立てたりするなど、体温調節を行います。

コミュニケーション

フェロモンを分泌し、他の個体とのコミュニケーション手段となります。

犬猫の皮膚の構造(模式図)

犬猫の皮膚の様式図

犬猫の皮膚は、大きく分けて外側から表皮、新皮、皮下組織という3つの層で構成されています。

表層

最も外側の層で、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層からなります。角質層は、外の環境に触れる部分なので、皮膚バリア機能維持に重要です。

真皮

表皮の下にあり、コラーゲン繊維、感覚神経、血管、リンパ管、免疫細胞等があり、皮膚に弾力性と強度を与えています。毛根や汗腺、皮脂腺もここに存在します。

皮下組織

真皮の下にあり、おもに脂肪でされており、保温や衝撃吸収の役割を果たします。

人と犬猫の皮膚の違い

飼い主に抱っこされる犬
人と犬猫の皮膚には、以下のような違いがあります。

犬猫は全身に毛が密集して生えており、保温や感覚の役割を果たしています。※一部の品種では身体の毛が少ない犬猫もいます。

汗腺

人は汗腺が発達しており、汗をかくことで体温を調節しますが、犬猫は人で主要なエクリン汗腺が少なく、主に口を開けて呼吸することで体温を調節します。

皮脂腺

犬猫は皮脂腺が発達しており、皮脂を多く分泌します。人に比べて皮脂が多いため、健康な犬猫の皮膚は、乾燥しにくい傾向があります。

皮膚の厚さ

犬猫の皮膚は人に比べて薄く、デリケートな構造をしています。
犬猫の皮膚は、人の赤ちゃんよりも薄く、健康な皮膚であっても人と比べて非常に繊細です。犬猫の皮膚に適したスキンケアを行うことが大切です。

ビルバックは、犬猫の皮膚の状態に合わせた商品を提供するため、シャンプーだけで5種類ものラインナップを揃えています。

スキンケア用品の紹介を見る

ビルバックのスキンケア用品紹介LP

犬猫の皮膚が乾燥する原因と乾燥肌が引き起こすトラブル

耳を搔いている猫

犬猫の皮膚が乾燥する原因

犬猫の皮膚が乾燥する原因は様々です。

環境要因

暖房による乾燥、季節の変わり目、シャンプーの頻度やシャンプーの種類、生活環境の変化など

健康状態

アレルギー(皮膚バリア機能障害)、腎臓病、甲状腺機能低下症などによるホルモンバランスの乱れ、皮脂や汗の分泌不足

栄養状態

栄養バランスの偏り、必須脂肪酸の不足など

年齢

加齢に伴い、皮膚のバリア機能が低下しやすくなります

遺伝

一部の犬種、猫種は乾燥肌になりやすい体質を持っています

犬猫の皮膚が乾燥すると起こるトラブル

乾燥した犬猫の皮膚には、次のようなトラブルがみられることがあります。

  1. 皮膚が乾燥してカサカサしている
  2. 痒がっている
  3. フケが目立つ
  4. 毛が抜けていたりカサブタができていたりする
  5. 皮膚の色が赤くなっている
  6. 肉球にひび割れができている

皮膚が乾燥してカサカサしている

セラミド、コレステロール、脂肪酸などの皮膚の水分を保持するための脂質が少なくなり、皮膚がカサカサした状態になります。

痒がっている

乾燥によって痒みが生じ、愛犬・愛猫は頻繁に掻いたり舐めたりします。

フケが目立つ

皮膚のターンオーバーが乱れ、フケが出やすくなります。

毛が抜けていたりカサブタができていたりする

慢性的な乾燥や痒みによって、毛が抜ける、皮膚に掻き傷ができる、カサブタができるなどの症状が現れることがあります。

皮膚の色が赤くなっている

乾燥が進むと炎症によって、皮膚が赤くなることがあります。

肉球にひび割れができている

肉球も皮膚の一部であり、乾燥するとひび割れてしまうことがあります。

以下のような症状がみられる場合は動物病院へ行きましょう

皮膚が赤くなっている、かゆみが強くなる、湿疹がみられる場合は注意が必要です。
皮膚が乾燥しているようにみえて、実は真菌(カビの仲間)や寄生虫が感染しているケースや細菌感染による皮膚炎の場合もあるので、耳や目などの顔周り、尾、肘や足先などに部分的に脱毛やかゆみがある場合も早めに受診しましょう。

加齢に伴う、皮膚のバリア機能の低下

年齢を重ねるにつれて、犬猫の皮膚は乾燥しやすくなります。これは、加齢に伴い、皮膚のバリア機能が低下するためです。

角質層の薄化

角質層が薄くなることで、外部からの刺激に弱くなり、乾燥しやすくなります。

皮脂分泌量の減少

皮脂は皮膚の保湿に重要な役割を果たしますが、加齢とともに分泌量が減少します。

ターンオーバーの遅延

皮膚の生まれ変わりであるターンオーバーが遅くなり、古い角質が蓄積しやすくなります。
これらの変化により、高齢の犬猫は、皮膚トラブルを起こしやすくなります。皮膚トラブルを引き起こす原因は色々あり、症状も様々です。
原因を知って改善や治療につなげていくことが大切です。

犬猫の皮膚の保湿ケアの方法と重要性

シャンプー選びのポイント

犬猫の皮膚の乾燥をケアするためには、シャンプー選びも重要です。乾燥肌には、以下のような特長をもつシャンプーがおすすめです。

保湿成分

セラミド、コレステロール、脂肪酸、オートミール、尿素、ヒアルロン酸、コラーゲンなど、保湿成分が配合されているものを選びましょう。

pHバランス

犬猫の皮膚のpHは弱アルカリ性です。乾燥した皮膚には刺激になりにくいpHが中性付近のシャンプーがおすすめです。

より皮膚にやさしいシャンプーを選ぶ場合は、無香料・無着色のものもおすすめです。

保湿成分が潤いを守る!無香料・無着色のシャンプー

保湿液の選び方

シャンプーだけでは十分な保湿ができない場合、保湿液の使用も検討しましょう。

成分

セラミド、尿素、乳酸、グリセリンなど、保湿効果のある成分が配合されているものを選びましょう。

タイプ

スプレータイプ、乳液タイプ、クリームタイプなど、様々なタイプがあります。愛犬愛猫の皮膚の状態や好みに合わせて選びましょう。

ビルバックでは、スプレータイプの保湿液から、乳液型の塗りやすい保湿液、身体の内側からのスキンケアにおすすめのサプリメントまでご用意しております。

ビルバックのおすすめ保湿液

スプレータイプで手軽に使えるコンディショナーヒュミラック

ヒュミラックの使用イメージ
ヒュミラックは洗い流し不要、尿素配合の保湿コンディショナーです。

保湿することでフケを抑え、毛並みを美しく整えます。 「スプレータイプ」なので、乾燥が気になる時に手軽に保湿ケアをしてあげられます。サッとできることでペットへの負担も減って、飼い主様の時間もとられないから、ペットとの時間をもっと楽しめます。

手軽にスキンケアができる!スプレータイプの保湿剤

地肌を集中保湿できるダーム-ワン®

ダームワンの使用イメージ

ダーム-ワン®はセラミドをたっぷり配合した、乳液状で塗りやすい保湿液です。
セラミドをたっぷり配合(3種類配合)したみずみずしい肌とつややかな毛並みのための集中保湿液。肌を保湿することで、肌バリアの健康を維持します。

集中スキンケア乳液タイプの保湿剤

保湿液の使い方

保湿液は、愛犬・愛猫の乾燥したお肌に潤いを与えるために重要なアイテムです。正しい使い方をすることで、より効果的に保湿ケアを行うことができます。

  1. シャンプー後、タオルでしっかりと水分を拭き取った後、毛並みに沿って優しくマッサージするように塗布しましょう。
  2. 特に乾燥が気になる部分(顔、足、肉球など)に重点的に塗布しましょう。
  3. 毎日使用しても問題ありませんが、愛犬・愛猫の皮膚の状態に合わせて頻度を調整しましょう。
  4. 目や口に入ると刺激になる可能性があるため、注意して使用しましょう。

身体の内側からスキンケア、オメガダーム®

オメガダームの使用イメージ

ビルバックのオメガダームは、犬・猫の健康な皮膚をサポートします。
必須脂肪酸をたっぷり、しかもバランスよく配合して、皮膚のバリア機能を保つペットのためのスキンケアサプリメントです。

健康な皮膚のバリア機能を保つためには必須脂肪酸であるオメガ6系不飽和脂肪酸(γーリノレン酸など)とオメガ3系不飽和脂肪酸(EPAやDHA)が必要です。
オメガダームは、この必須脂肪酸をたっぷり、しかもバランスよく配合して、皮膚のバリア機能を保つペットのためのスキンケアサプリメントです。

皮膚のバリア機能を保つペットのためのスキンケアサプリメント

食事のバランスや、温度湿度管理などの日常的なケアも大切です

保湿液を使用するだけでなく、日々の食事のバランスや、温度湿度管理にも注意することで日常的なケアを行うことも大切です。

食事のバランス

良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できるフードを選びましょう。皮膚の健康維持に役立つ栄養素を補給できます。水分不足は、皮膚の乾燥を招く原因となるため、新鮮な水をたっぷり飲ませることも大切です。

ビルバックのHPMは、お肉たっぷり高タンパク質*1・低炭水化物*2の総合栄養食です。(*1欧州流通犬用総合栄養食と比較して約+30%、*2欧州流通犬用総合栄養食と比較して約-40%)

HPMは豚・鶏・サーモンなどのお肉をたっぷり使っているから、健康な筋肉をつくるタンパク質がしっかり摂れて、ワンちゃんネコちゃんが喜ぶおいしさです。

お肉たっぷり高タンパク質・低炭水化物の総合栄養食

VETERINARY HPM®ブランドサイト

温度・湿度管理

室内の温度と湿度を適切に保ちましょう。特に冬場は、暖房による乾燥に注意が必要です。加湿器を使用したり、こまめな換気をしたりして、湿度を50~60%に保つことが理想です。

ブラッシング

定期的なブラッシングは、古い毛を取り除き、皮膚の清潔を保つのに役立ちます。また、ブラッシングすることで、皮膚と毛並みのマッサージ効果も期待できます。

ブラッシングにもおすすめ!すすぎ不要の泡で出るシャンプー

まとめ

犬猫の皮膚の乾燥は、様々な皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

保湿液の使用や、バランスの取れた食事、適切な環境作りなど、総合的なケアを行うことで、愛犬・愛猫の健康な皮膚を維持することが大切です。
ビルバックでは、スプレータイプの保湿液から、乳液型の塗りやすい保湿液、身体の内側からのスキンケアにおすすめのサプリメントまでご用意しております。

愛犬・愛猫の皮膚の状態や好みに合わせてぜひご活用ください。

主な症状・お悩み
  1. 犬の保湿
  2. 犬の皮膚トラブル
  3. 猫の保湿
  4. 猫の皮膚トラブル

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