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子犬の歯磨きはいつから始める?歯磨きのやり方や重要性を解説

動物病院やペットショップで犬の歯磨きについて指導を受けたことはありませんか?しかし、子犬を飼い始めたばかりだと、歯磨きのやり方やいつから歯磨きをすればよいのかわからないことが多いですよね。

歯周病予防のために歯磨きをすることは、犬にとってはとても大切なことです。とはいえ、口の中に歯ブラシを入れられることを嫌がる犬は少なくありません。

そこで今回は、子犬の歯磨きを始めるタイミングや、嫌がらずに歯磨きに慣れていくためのやり方について解説していきます。

子犬の歯磨きはいつから?始めるタイミングと注意点

子犬の歯磨きはいつから?始めるタイミングと注意点

子犬の歯磨きはいつから始めればよいのでしょうか。まずは歯磨きを始めるタイミングをご紹介します。

歯磨きを慣れさせるためにも早めに始める

子犬の歯磨きは乳歯が生え始めた頃から始めましょう。

犬の乳歯は28本あり、生後2〜3カ月にはすべて生えそろい、4〜6カ月で永久歯への生え変わりが始まり、7カ月〜1歳頃に永久歯に生え変わります。

最近の研究だと、1歳の小型犬の約9割に歯周病の症状がみられたという報告があり、実際に歯周病を発症するケースがあるので、歯周病予防のためにも歯磨きを習慣づけることが大切です。

とはいえ、いきなり口の中に歯ブラシを入れてすぐ歯磨きができるものではありません。さらに、永久歯になってから初めて歯磨きをしようとすると、警戒心が強くなっていて歯磨きに慣れるのが大変になってしまいます。

子犬のうちはいろいろなことを受け入れやすい時期でもあります。成犬になった時にスムーズに歯磨きができるよう、歯磨きは早めに始めましょう。

子犬の歯磨きは慣れてもらうことを意識する

子犬のうちは歯磨きをするというよりも、歯磨きに慣れてもらうことを意識しましょう。

慣れさせるためのステップは後ほどご紹介しますが、まずは口の周りや口の中を触られることに慣れてもらうことが重要です。触ることから徐々にはじめ、歯磨きを楽しいものだと思ってもらえるようにしていきます。

歯磨きは子犬と飼い主とのスキンシップにもなりますので、一緒に遊んだ後や食後など、子犬も飼い主もリラックスしたタイミングで行っていきましょう。

歯磨きサポートグッズも併用してデンタルケアを習慣化しよう

子犬のうちは、歯磨きに慣れること、習慣づけて長く続けていけるようにすることが一番大切です。ゆっくりと焦らず進めていきます。

もし、歯磨きを嫌がってなかなか進まない場合は、歯磨きのサポートグッズの助けも借りながら続けると良いです。

デンタルケアにおいて歯磨きは最も効果的な手法ですが、

  1. 歯磨きおやつ
  2. フレーバー付歯磨きペースト
  3. 飲み水に混ぜて使う液体デンタルケア

など便利な犬用のデンタルケア商品は豊富です。

また、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は特にデリケートなので、その時期は歯磨きを控えてデンタルケアグッズでケアすることをお勧めします。

犬の歯磨きはデンタルサポートグッズも併用し、飼い主さんの負担を減らしながら長く続けられるようにしていきましょう。

子犬の歯磨きのやり方!慣れさせるための3ステップ

子犬の歯磨きのやり方!慣れさせるための3ステップ

ここからは、子犬を歯磨きに慣れさせるためのやり方を3つのステップに分けて紹介します。

ステップ1:子犬の口元を触る

歯磨きを嫌がらずに行うための最初のステップは、口元を触られることが楽しいことだと子犬に思ってもらうことです。

まずは優しく声かけをしながら両手で顔周りを優しく撫でるところから始めましょう。子犬の好物のフードやおやつをあげながら進めていきます。

顔周りを撫でられることを嫌がらなくなったら、次は口周りを触ります。

口を触らせてくれるようになったら、唇をめくってみます。唇や歯茎を触らせてくれたら褒めて、ご褒美のフードやおやつをあげましょう。

ステップ2:子犬の歯に触る

ステップ2:子犬の歯に触る

顔周りや口元を触らせてくれるようになったら、次は歯に触る練習をします。

歯に触られるのを嫌がると、歯磨きをしているときに飼い主の手を噛むことがあるので、慎重に進めていきましょう。特に、子犬の乳歯はとがっています。手をケガしないように注意しましょう。

まずは触りやすい前歯で練習していきます。「いい子ね、上手ね」と優しく声かけをしながら左右の唇をめくって前歯を触ります。最初は歯をなでるだけで十分です。上手にできたらすぐに褒めて、ご褒美のフードやおやつをあげましょう。

上の歯を触らせてくれたら、次は下唇をめくって下の前歯をなでます。

前歯に触れても抵抗しなくなったら、次は奥歯を触ってみます。上手にできたらすぐにほめて、フードやおやつをあげましょう。

スムーズにいかない場合はチキンなどの味がついたペット用の歯磨きペーストを使うのがおすすめです。歯磨きペーストを手につけて、舐めてもらう間に歯に触る練習をしてみましょう。美味しく楽しく歯磨きができるのでおすすめのアイテムです。

ステップ3:ガーゼや歯ブラシで歯を触る

ステップ3:ガーゼや歯ブラシで歯を触る

歯に触られることに慣れたら、次は濡らしたガーゼを指に巻いて歯を触る練習をし、うまくできたら優しく拭いてみましょう。

ガーゼで拭くことに慣れてきたら、歯ブラシを口の中に入れてみます。嫌がらなければ歯ブラシで歯茎をタッチし、その時間を1秒ずつ長くしていきましょう。

子犬の乳歯や歯ぐきはデリケートです。力を入れて磨くと組織を痛めてしまうこともあるので歯ブラシを使う際も優しく行うことを意識しましょう。

難しい場合は歯磨きペーストを一緒に使おう

歯磨きを習慣にするためのステップはスムーズに行くとは限らず、歯を触られることを嫌がる子犬も少なくありません。

その際は犬用の歯磨きペーストを使うと嫌がらずに受け入れてくれやすくなります。歯磨きペーストは犬が好むフレーバー付きのものが多く、舐めるだけでもOKな商品もあります。

愛犬が歯磨きを嫌がる場合は無理に続けようとはせずに、効果的なアイテムを取り入れながら、歯磨きを楽しい時間にしてあげましょう!

 

\おすすめの歯磨きペースト/

 

子犬から始める必要はあるの?犬の歯磨きの重要性

子犬から始める必要はあるの?犬の歯磨きの重要性

犬を飼い始めて、初めて犬に歯磨きが必要と知った人も多いのではないでしょうか?

ここでは、なぜ犬に歯磨きが必要なのか、犬の歯磨きの重要性を説明していきます。

犬は虫歯にはなりにくいが歯周病になりやすい

犬は多くの歯が尖っており、人間と違い、唾液にデンプンを糖に分解するアミラーゼが含まれていないので、虫歯になりにくいです。一方、口の中が弱アルカリ性なので歯垢が石灰化して歯石になりやすく、歯周病にかかりやすい傾向があります。

成犬の8割は歯周病にかかっているといわれるほど、歯周病は犬がかかりやすい病気です。

犬が歯周病にかかりやすい原因として、家庭で飼われている犬は食べカスが口の中に残りやすいものを食べているケースが多いことが挙げられます。また、犬は歯垢が歯石に変わるスピードが人間の5倍早いといわれており、3~5日で歯垢が歯石になってしまうことも犬に歯周病が多い原因の一つです。

歯石がつくと口臭や歯周病の原因になり、歯磨きでは取れないので、動物病院で全身麻酔をしたうえで歯石除去をしてもらう必要があります。

歯周病は様々な病気の原因になる

歯周病にかかることで起こりうる症状は、

  1. 歯肉が腫れる歯肉炎
  2. 歯肉の衰えや口臭を引き起こす歯周炎
  3. 出血や歯のぐらつき
  4. 歯が抜ける

などです。

さらに症状が進むと病気を引き起こす可能性があります。

鼻炎や下顎の骨折、目の下が腫れる根尖膿腫が起こったり、歯周病菌が血流で運ばれることにより心臓や肝臓、腎臓など内臓の病気に関わる場合も。

歯磨きは愛犬に長生きしてもらうための大切な習慣です。焦らず時間をかけて歯磨きを楽しい時間にしていきましょう。

【まとめ】子犬のうちから歯磨きを習慣化しよう

歯磨きは色々なことを受け入れやすい子犬のうちから始めていきましょう。

最初から歯磨きができる犬はいません。焦らず時間をかけて、歯磨きを楽しいスキンシップタイムにしていきましょう。

歯磨きペーストなど、犬用のデンタルケア商品も豊富にあります。歯磨きサポートグッズも併用しながら歯磨きの習慣化を目指し、愛犬の歯の健康を守ってあげてくださいね。

主な症状・お悩み
  1. 犬の歯ブラシ
  2. 犬の歯みがき

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