MENU

VIRBAC SERVICE

ペットのお悩みQ&A

ペットの日頃気になることや
お悩みに役立つ記事をお届けします

子猫の歯磨きはいつから始める?歯磨きのやり方と必要性について

猫の健康管理においては歯のお手入れは重要です。愛猫に歯磨きをした方が良いことはわかっているが、難しい印象があり、なかなか始められないという飼い主さんもいるのではないでしょうか。

本記事では、子猫の歯磨きを始めるタイミングややり方などを解説していきます。また、猫のデンタルケアは歯磨きだけではありません。難しい場合の対応方法も紹介しているので、ぜひ歯磨きの習慣化を目指して頑張りましょう!

子猫の歯磨きはいつから?始めるタイミングと注意点

子猫の歯磨きはいつから?始めるタイミングと注意点

子猫のときはまだ歯もきれいだからケアをしなくてよいと思っている方もいるかもしれません。しかし、成猫になって歯磨きをしようとしても多くの場合、猫に抵抗されます。

猫の歯磨きはできるだけ子猫のうちから始めて、猫自身にその習慣に慣れさせておくことが大事です。

歯磨きを慣れさせるためにも早めに始める

色々なことを受け入れやすい子猫の時期から慣れてもらうため、早めに歯磨きを始めることをおすすめします。

成猫になってからでも決して遅くはありませんが、猫に嫌がられてしまい、結果的に諦めてしまうことが多いです。また、成猫になってからの歯磨きは猫への大きなストレスになります。

個体差はありますが、猫の場合は大体生後3カ月から6カ月で永久歯に生え替わります。いつから歯磨きを始めるという明確な決まりはありませんが、目安としては完全に永久歯に生え変わる生後半年前後から歯磨きを始めるとよいでしょう。

子猫の歯磨きは慣れてもらうことを意識する

乳歯自体は抜けてしまうため、子猫のときは歯を磨くことよりも歯磨きに慣れてもらうことを意識して始めましょう。

子猫のうちに飼い主に口の中に指を入れられたり、歯を触られたりすることに慣らし、歯磨きが怖いものではないと覚えさせることが大事です。

焦りは禁物!時間をかけて歯磨きに慣れてもらう

子猫が嫌がった場合には無理に続けず、時間をかけて慣れてもらうことを心がけましょう。強引に歯磨きを続けると猫が恐怖を覚え、歯磨きグッズを出しただけで警戒するようになってしまうこともあります。

しつけではなく、猫にとっても楽しいケアとして歯磨きに慣れてもらうことが大事です。猫の場合は、歯磨きおやつや歯磨きペーストなどのデンタルケアグッズも活用しながら、少しずつコツコツと続けていきましょう。

また、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は特にデリケートなので、その時期は歯磨きを控えてデンタルケアグッズでケアすることをお勧めします。

子猫の歯磨きのやり方をステップごとに紹介

子猫の歯磨きのやり方をステップごとに紹介

いきなり歯ブラシを口に入れられるのは、猫にとって恐怖でしかありません。猫とコミュニケーションを取るようなケアから始め、最終的に歯ブラシを使うようにしましょう。

ここでは、子猫が歯磨きに慣れてもらうためのやり方を解説します。次の3つのステップで順番に進めていくとスムーズです。

ステップ1:子猫の口元を触る

よほど人に慣れている場合を除き、最初から歯を触らせてくれる子のほうが少ないでしょう。

まずは子猫の顔を触ることから始めましょう。優しくなでてあげることで、猫は飼い主の手を怖くないもの、優しいものと認識します。

顔周りや首元などを軽くマッサージして猫をリラックスさせ、その流れで最終的に口元を触るようにしてみましょう。うまく触らせてくれたら、頭をなでるなどして褒めてあげるとよいでしょう。

そして徐々に口元に触る時間を長くしていきます。

ステップ2:子猫の歯に触る

ステップ2:子猫の歯に触る

子猫が口元を触らせてくれるようになったら、直接指で歯に触ってみましょう。

触りやすい前歯から始めて、少しずつ奥の歯にも触れてみましょう。ただし、子猫の乳歯はとがっているので手をケガしないように注意してください。

スムーズにいかない場合は味ついたペット用の歯磨きペーストを使うのがおすすめです。手に歯磨きペーストをつけて、猫がペーストを舐めている間に歯を触ってみましょう。歯磨き時間が美味しく楽しい時間に変わります。

ステップ3:ガーゼや歯ブラシで歯を触る

ステップ3:ガーゼや歯ブラシで歯を触る

歯に触っても抵抗しなくなってきたら、人差し指に湿らせたガーゼを巻き、猫の口を軽く開いて前歯の表面に優しく触れます。嫌がらなければ歯の表面をこすり、徐々に奥の歯も磨いていきます。歯石がたまりやすい上の奥歯や犬歯を中心に行うとよいでしょう。

ガーゼを使ったケアに慣れてきたら最終的に歯ブラシを使います。

まずは歯ブラシで子猫の額をブラッシングするなどして、歯ブラシそのものに慣れさせます。子猫の歯はとても小さいため、ヘッドが小さいものを選び、さらに歯ブラシを水につけながら行います。口の端から歯ブラシを差し込むとスムーズですよ。

猫の乳歯や歯ぐきはデリケートです。力を入れて磨くと組織を痛めてしまうこともあるので、優しくブラッシングしてください。

子猫の口を大きく開く必要はありません。子猫がじっとしていられる間に手早く磨くのもポイントです。

難しい場合は歯磨きペーストを一緒に使おう

猫が嫌がったら無理強いせずに、その時点で終わりにしましょう。なかなか慣れてくれない場合には猫用の歯磨きペーストを使うことをおすすめします。

チキンなど、猫が好む味付けがついた歯磨きペーストがあります。愛猫の好む味が見つかれば、歯磨きを受け入れてくれるようになるかもしれません。歯磨きペーストを歯に塗るだけでもそれなりの効果が期待できますよ。

 

\おすすめの歯磨きペースト/

 

子猫から始める必要はあるの?猫の歯磨きの重要性

子猫から始める必要はあるの?猫の歯磨きの重要性

猫を飼い始めて、初めて猫に歯磨きが必要と知った人もいるのではないでしょうか?

なぜ猫に歯磨きが必要なのか、猫の歯磨きの重要性を説明していきます。

猫は虫歯にはなりにくいが歯周病になりやすい

猫は虫歯になることはほとんどありませんが、歯周病になりやすいので注意が必要です。

歯についた食べカスを放置すると歯石となり、やがて歯周病を引き起こします。

若い猫でも歯周病になりやすく、2歳までの猫の70%が歯周病にかかっているともいわれています。特に、歯に汚れがつきやすいウェットフードだけ食べている猫は歯周病になる可能性が高まるので特に注意が必要です。

ただし、ウェットフードには水分補給という重要なメリットもあるため、ドライフードとウェットフードをバランスよく与えつつ、歯磨きも行っていくのが理想的です。

歯石になると歯磨きでは取れないため、子猫のうちから予防として歯磨きを行っておくことが重要なのです。

歯周病は様々な病気の原因になる

歯周病になると、口臭がしたり、口の中の痛みで食事ができなくなったりする場合があります。また、歯周病は単に口の中のトラブルに終わらず、歯石についた細菌は様々な病気の原因になります。

歯周病が進行し、歯茎などの血管内に入り込んだ細菌が血液によって全身に回ると、心臓や腎臓、肝臓などの臓器の病気と関わる可能性もあります。

つまり、歯周病があると腎臓病になるリスクを増すことになり、愛猫に長生きをしてもらうためには、歯のケアは必須です。

【まとめ】子猫のうちから始めようデンタルケア

猫のお口トラブルは若い時から起こりえます。子猫のうちから歯磨きでしっかりと予防しておくことが大事です。

猫が歯磨きを嫌がる場合は無理やり続けずに、デンタルケアグッズも混ぜながら焦らず歯磨きを習慣化していきましょう。

歯周病の影響は口の中のトラブルだけにとどまらず、深刻な病気を引き起こしてしまう恐れがあります。歯磨きを受け入れやすい子猫のときからデンタルケアを始めて、愛猫の健康を守ってあげてくださいね。

主な症状・お悩み
  1. 猫の歯ブラシ
  2. 猫の歯みがき

関連商品

商品ページに移動しますか?

記事に移動しますか?

top
カート