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犬の避妊・去勢の時期は生後6ヶ月前後が適切!手術費用や術後のケア方法・注意点も紹介

犬を飼っている人にとっては、避妊や去勢をどの時期に行えば良いのかは悩みどころですよね。また、費用はどれくらいかかるのか、術後の体と心のケアはどうすれば良いのかも気になるところだと思います。

今回は、避妊や去勢を行うのに適した時期はいつなのか、費用はどれくらいなのか、術後の犬のケアをする際に心がけたいことなどを紹介します。

犬の避妊・去勢の時期について

犬の避妊・去勢の時期について

犬の避妊・去勢手術を受ける時期はいつが適切なのか、適切とされる時期より遅れても大丈夫なのか、手術を受ける時期を決めるにあたって知っておきたい注意点を紹介します。

犬の避妊・去勢の時期は生後6ヶ月前後が適切

避妊・去勢手術を行うタイミングは生後6ヶ月頃が適切とされています。

生後6ヶ月というタイミングはメス犬が最初の発情期を迎える前のタイミングです。早いタイミングで手術をすることで、将来の病気や問題行動のリスクの軽減が期待できます。

メスの場合、発情期を迎える前に避妊手術をしておくことで、乳腺腫瘍になる確率が格段に低くなるといわれています。

オスの場合も成犬になる前に去勢手術をすることで発情によるストレスがなくなり、マーキングやマウンティング行為などの頻度が少なくなります。また、精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲炎、会陰ヘルニアなどの病気予防になる点もメリットです。

さらに、発情期前に避妊や去勢をすることで、望まない妊娠を予防することもできます。

犬の発情期についてメスの最初の発情期は小型犬が生後7~10ヶ月後、中・大型犬は少し遅く、生後8~12ヶ月頃に起こります。その後も小型犬は5~7ヶ月ほどの周期で年に2回、大型犬は8~12ヶ月ほどの周期で年に1回発情期があります。

一方、オスには明確な発情期はありません。成犬になったオスは発情期を迎えたメスに出会うと発情し、交尾が可能になるからです。

成犬になってからの避妊・去勢でも遅くはない

避妊や去勢は生後6ヶ月頃に行うのが良いとはいっても、さまざまな事情で生後6ヶ月を過ぎてしまうケースもありますよね。

犬はどの年齢でも病気にかかるリスクがあり、生殖器やその他の病気により、避妊や去勢せざるを得ないケースもあります。

成犬になってしまったからといって手術が遅いわけではありません。

ただし、発情期間中はホルモンの影響により血が止まりにくくなるため、手術は受けられません。愛犬の健康状態を見ながら手術のタイミングを決めることになるので、いつ手術したら良いかを動物病院に相談してみましょう。

犬の避妊・去勢手術の費用について

犬の避妊・去勢手術の費用について

犬の避妊・去勢手術をする場合に、どれくらいの費用がかかるのかを紹介します。

手術費用は病院や地域によって差がある

明確な手術費用については動物病院や地域によって大きく異なります。

例えば、手術が日帰りなのか、入院が必要なのかで料金が大きく異なります。

また、犬種や体型によっても手術費用は変動します。

一般的に小型犬より大型犬のほうが薬や麻酔の量が多いため費用は高くなります。さらに、シニア犬や持病のある犬はリスク回避のための検査や投薬が増えて高額になりがちです。

費用はワンちゃんそれぞれで異なってきます。避妊・去勢手術の費用はかかりつけの動物病院や近隣の動物病院に問い合わせをし、比較検討してみましょう。

ペット保険は対象外になることがほとんど

愛犬の万が一に備えてペット保険に加入している人もいると思いますが、犬の避妊・去勢手術はペット保険の補償対象ではありません。

ペット保険はペットのケガや病気の治療費を補償するものです。避妊・去勢手術は健康なペットに施される処置なので保険金の給付を受けることはできません。

そのため、避妊・去勢手術の費用は基本的に全額自己負担です。ただし、他の病気が原因で避妊・去勢手術を受けることになったときは補償の対象となり、保険金の給付を受けられる場合があります。

自治体によっては助成金がでることがある

自治体によっては、犬の避妊・去勢手術に対して助成金を出しているケースがあります。

助成金の金額は自治体によって異なり、上限があります。また、助成制度はあっても助成対象が限定されている場合もあります。(飼い主のいない猫のみが対象など)

飼い犬が対象になっている場合は自己負担する費用を抑えることが可能です。一度住んでいる自治体に助成金の制度があるか調べてみましょう。

犬の避妊・去勢手術後のケア方法や注意点

犬の避妊・去勢手術後のケア方法や注意点

犬の避妊・去勢手術を受けさせた後のケアの仕方や注意点を紹介します。

術後は安静にさせる

術後、愛犬は安静にさせるよう心がけましょう。

術後はジャンプしたり走ったりと激しい運動をすると、傷口が再び開いてしまう可能性があります。家具に飛び乗ったり階段の上り下りをしたりすることも体力を消耗し、負担になるので、近づけないようにしておきましょう。

散歩はしても良いですが、あまり遠くまで歩き過ぎたり、走らせないようにすること、ドッグランなど愛犬が興奮しやすい場所には連れて行かないようにするなどの配慮が必要です。

また、抜糸後3日間はシャンプーは控えて、なるべく刺激がないようにしてあげましょう。

抜糸のタイミングについて

通常、去勢手術なら約1週間後、避妊手術なら約2週間後に抜糸を行います。病院によっては身体に吸収されるタイプの糸で縫うことで、抜糸の必要はない場合もあります。

愛犬が快適に過ごせる環境をつくる

術後の傷口からの感染を防ぐため、毛布や寝具をきれいに洗濯しておきましょう。

術後は体力的にも精神的にもダメージを受けているので、ナーバスになったり元気がなくなったりしがちです。

ハウスで過ごせるようならハウスで過ごしてもらうと良いでしょう。ベッドやお気に入りのおもちゃなどを愛犬の近くに置いて、居心地良くゆったりと過ごせるよう心がけてあげましょう。

傷口をなめてしまわないようにする

犬は痛みや違和感がある場所が気になって傷口をなめやすいです。犬の口の中には雑菌がいるので、傷口をなめると化膿したり傷口が開いてきてしまったりと、傷口の治りが遅くなってしまいます。

避妊手術の場合、開腹手術で傷口が大きく、傷口を保護するために病院でガーゼや包帯をすることが多く、あまり心配はいりません。

一方、去勢手術の場合は包帯をすることはないため、傷口をなめないよう、エリザベスカラーや術後服を着せるなどの方法で対策をとりましょう。

異常があればすぐに動物病院に相談する

手術後数日間は外出の予定を入れないようにして愛犬に寄り添い、傷の状態をチェックしたり様子を見守ったりしましょう。

どうしても外出しなければならない用事がある場合は、信頼できる人に愛犬の様子を見てもらえるよう頼んでおきます。

傷口の状態は1日に数回観察しましょう。

  1. 傷口の腫れや化膿
  2. 縫合糸が切れている
  3. 傷口が開いている
  4. 術後36時間以上経っても出血がある
  5. 歯茎が蒼白
  6. パンティングや痛みを訴える鳴き声

など、何か異常がある場合は早急に動物病院に相談します。

食事量やフードの見直しを考える

術後はホルモンバランスが変化するため、肥満になりやすい傾向です。

肥満を防ぐためには適切な食事と運動の管理が欠かせません。術後に体重が増えてくるようであれば、フードのパッケージに書いてある体重別の給与量の表を確認し、現在の体重よりも1kg下の給与量(大型犬なら2kg下)でフードを与えてみましょう。ただし、減らしすぎると必要な栄養素が取れないため注意が必要です。

また、子犬用のフードは成犬用のフードと比べて高カロリーです。避妊や去勢の段階で子犬用のフードを与えている場合は、成犬用のフードに切り替えましょう。

 

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【まとめ】適正時期や術後ケアを知った上で避妊・去勢手術を受けさせよう

犬の避妊・去勢手術は生後6ヶ月頃が望ましいとされています。この時期に手術ができれば望まない妊娠を回避できるだけでなく、オスもメスも生殖ホルモンに関わる病気のリスクを軽減できるからです。

ただし、生後6ヶ月以上の犬だからといって手術が遅いということはありません。避妊・去勢手術を希望する際はかかりつけの動物病院に相談してみましょう。

術後は愛犬のケアも大切です。愛犬が快適に暮らせるようにぜひ飼い主さんがサポートしてあげてくださいね。

主な症状・お悩み
  1. 犬の去勢手術
  2. 犬の避妊手術

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