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猫の避妊・去勢手術の時期は生後6ヶ月前後が適切!費用や術後のケア方法とは?

猫の避妊・去勢手術を検討している人にとって、手術をどの時期に行えば良いかは悩みますよね。また、避妊・去勢手術にかかる費用や術後の対応など、手術に対して様々な疑問が出てくるかと思います。

本記事では、猫の避妊・去勢手術を検討している人に向けて、適した手術時期や費用、術後のケア方法などを解説していきます。

猫の避妊・去勢手術の時期について

猫の避妊・去勢手術の時期について

猫の避妊・去勢の時期は生後6ヶ月前後が適切

オスメスともに、生後6ヶ月前後で手術をすることをおすすめします。

最初の発情期を迎える前の早いタイミングで行なうことで、生殖器系の病気の予防ができます。メスの場合は交尾によってかかる感染症のリスクも下げることができます。

また、尿マーキングなどといった発情期の問題行動を軽減できるメリットもあります。

生後2、3ヶ月齢で避妊・去勢手術をすることもあるボランティア団体や保健所に保護された猫の場合、生後2、3ヶ月齢で手術(早期不妊手術と呼びます)が行われ、その後、飼い主に譲渡されるケースもあります。早めに手術を済ませておくことで、新しい飼い主を見つけやすくなるからです。

成猫になってからの避妊・去勢でも遅くはない

愛猫がすでに成猫になっているからといって避妊・去勢手術が遅いということはありません。

成猫になっていたとしても、避妊・去勢手術を行うことで病気のリスクや問題行動のリスクを減らすことはできます。また、生殖器やその他の病気の治療のために、避妊・去勢手術がどうしても必要になるケースもあります。

ただし、猫の発情期中は基本的に不妊手術は行いません。かかりつけの動物病院とよく相談をして、猫の健康状態を確認した上で手術を行うようにしましょう。

猫の避妊・去勢手術の費用について

猫の避妊・去勢手術の費用について

手術費用は病院や地域によって差がある

手術費用は病院や地域によってかなり差が出ます。なぜなら、

  1. どのような麻酔薬や抗生物質を使用しているか
  2. 点滴や入院の必要があるかどうか
  3. 溶ける糸や特殊な接着剤を使って傷口をふさいだか

など、様々な項目によって費用が左右されるからです。

費用が気になる方は、事前にかかりつけの動物病院や近隣の病院に問い合わせをしてみましょう。

ペット保険は対象外になることがほとんど

ペット保険に加入すると、猫が病気になったりケガをしたりしたときの治療費を補償してくれます。しかし、避妊・去勢手術は病気やケガの治療ではありません。そのため、ペット保険の対象外となることがほとんどです。

ただし、他の病気を治療するために生殖器を摘出しなければならないケースもあります。こうしたケースでは、ペット保険の対象となることがあります。

加入しているペット保険の会社に補償してくれるかどうか、問い合わせてみるようにしましょう。

自治体によっては助成金がでることがある

自治体の中には、猫の避妊・去勢手術にかかる費用を補助してくれる制度があります。名称は「不妊・去勢手術助成金」「不妊・去勢手術補助金」などと言われています。

助成金または補助金の額は3,000円〜5,000円程度と、自治体によって異なります。また、自治体によって助成・補助対象が限定されている場合もあります。(飼い主のいない猫のみが対象など)

こうした制度を活用すれば、かかる費用の負担を減らすことができます。一度住んでいる地域の自治体に制度があるか確認してみましょう。

猫の避妊・去勢手術後のケア方法や注意点

手術後は安静にさせる

手術後は安静にさせる
手術の後は猫も疲れています。安静に休ませることが大切です。

ネコちゃんによっては安静がなかなか難しい場合もありますが、

  1. 部屋をあたたかくする
  2. 小さな子供や同居猫がいる場合は別の部屋で過ごさせる
  3. キャットタワーの高い部分に登らないよう物で塞ぐ
  4. 外に出さない※家の外に自由に出られる環境の場合

といった対策が有効です。

手術で麻酔をかけた後は猫は体温調節がうまくできず、体温が低下してしまう可能性があるため、猫が過ごす部屋はあたたかくしてあげましょう。

傷口をなめてしまわないように気を付ける

猫が傷口をなめないように抜糸まではエリザベスカラーを装着するようにしましょう。

多くの猫はエリザベスカラーを装着したまま退院します。抜糸は去勢手術なら1週間後、避妊手術なら2週間後くらいに行うのでそれまではエリザベスカラーを装着しておきましょう。

抜糸が要らないケースもある『皮内縫合』といって、身体に吸収される糸を使って、身体の表に縫い目が出ない縫い方をする場合は、抜糸が要りません。これは、地域猫など再診ができないような場合に頻繁に行われる縫合方法です。また、手術した部位から感染して病気になる危険性を防ぐため、身の回りのものを清潔にしておくようにしましょう。

異常があればすぐに動物病院に相談する

手術後数日間は外出を控えて、猫の具合を見守るようにしましょう。

避妊・去勢手術自体はよく行われる手術ですが、麻酔を使うため、ごくまれに副作用や心肺停止を引き起こす危険性があります。猫の様子に何か異変を感じれば、すぐに動物病院に相談するようにしましょう。

また、動物病院によっては痛み止めを処方してくれる場合があります。特にメス猫の場合、開腹手術を行うため、痛みを感じやすいと言われています。猫がつらそうであれば、獣医師の指示に従って、痛み止めを使用するようにしましょう。

食事量やフードの見直しを考える

術後はホルモンバランスが変化するため、メス・オスともに肥満になりやすくなります。

猫はちょこちょこ時間を分けて食べるため、愛猫が1日に何g食べているのか把握できていない飼い主さんも多いです。愛猫がどれだけ食べているかわからない場合は、まずは計ってみましょう。

体重が増えてくるようであれば、フードのパッケージに書いてある体重別の給与量の表を確認し、現在の体重よりも1kg下の給与量でフードを与えて様子をみます。

また、手術のタイミングで子猫用フードを与えている場合は、フードの見直しを行うようにしましょう。子猫用のフードは成猫用フードと比べて、発育に必要な栄養素が多くカロリーが高めに作られているからです。

 

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【まとめ】避妊・去勢手術を受ける前に適正時期や術後ケアを理解しよう

将来の病気をはじめ、発情期中の問題行動のリスクを減らすためには、生後6ヶ月前後のタイミングで猫の避妊・去勢手術するのがおすすめです。

生後6ヶ月以上の猫でも避妊・去勢手術が遅いということはないので、手術を希望する場合は動物病院に一度相談をしてみましょう。

また、手術した後の猫はデリケートな状態です。しっかりとケアができるよう、事前に準備をしておいてくださいね。

主な症状・お悩み
  1. 猫の去勢手術
  2. 猫の避妊手術

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