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犬が耳掃除を嫌がる!自宅で行う時の方法と注意点を解説

愛犬が外耳炎など耳の病気を患っている場合、定期的な耳掃除が必要です。しかし、愛犬が嫌がる場合、掃除するのはなかなか大変ですよね。

この記事では、犬の耳掃除を自宅で行う方法や嫌がるときの対策、注意点などを細かく解説していきます。

愛犬が耳掃除を嫌がる場合の対策

愛犬が耳掃除を嫌がる場合の対策

愛犬が耳掃除を嫌がるときは、無理やり行ってはいけません。

特に、大声で叱ったり押さえつけたりするのは間違った行為です。そのときの経験がトラウマになり、ますます耳掃除が苦手になることもあるので、徐々に慣れてもらうよう焦らず取り組んでいきましょう。

まずは耳を触られるのに慣れてもらう

まず、普段からスキンシップを取り、触れられることに慣れさせることです。

小型犬なら、膝に乗せて頭から背中にかけて撫でてあげるところから始めます。次に、親指と中指で愛犬の両耳の付け根を背後から軽く押さえて軽く円を描くようにしながらマッサージをします。

このように耳の付け根を揉みほぐしてあげると気持ちよく感じる犬は多いので、少しずつ抵抗をなくしていくようにします。

うまくできたらおやつをあげる

犬は、基本的に叱るのではなく褒めてあげるほうがスムーズに覚えていきます。

耳を触っていて嫌がらないときは「いい子だね」と褒めてあげることがポイントです。そして、うまく耳掃除ができたときは「よくできたね!」と褒めてあげたりおやつをあげたりしましょう。

そうすることで、犬は「耳掃除をすると褒めてもらえる」「美味しいものがもらえる」と学習していきます。

慣れるまでは動物病院に任せる

上手にできる自信がないときや愛犬が慣れないうちは動物病院やトリマーさんに任せることも必要です。

耳掃除に慣れてないからといってケアを怠ると、病気がさらに進行してしまう可能性があります。

次章で紹介する「耳掃除に慣れてもらうための3ステップ」をもとに練習をしていき、慣れるまでは専門家の力を借りて愛犬の耳ケアをしていきましょう。

耳掃除を嫌がる犬向け!耳掃除のやり方

では、耳掃除を嫌がる犬に向けて少しずつ慣れさせていくための方法を2段階で解説していきます。

耳掃除に慣れてもらうための3ステップ

まずは、耳掃除に慣れてもらうための3ステップです。慌てずにゆっくりやっていきましょう。

コットンに耳洗浄液をしみこませる

コットンに耳洗浄液をしみこませる

犬用の耳洗浄液をコットンにしみこませます。人肌程度に温めておくと、犬が冷たさに驚かず受け入れやすくなります。

耳の内側を毛の流れに沿って優しく拭く

耳の内側を毛の流れに沿って優しく拭く

次に、耳洗浄液がしみこんだコットンで犬の耳の内側を拭いていきます。コットンは奥まで入れずに、耳の穴まわりだけを優しくふき取りましょう。

このとき、強く拭く必要はありません。まず優しく当てて馴染ませ、汚れが浮いてきたら拭き取るようにします。そして、おとなしく拭かせてくれたら「いい子だね」などと声をかけながらご褒美としておやつをあげましょう。

声かけとおやつは愛犬が拭き取りをさせてくれるたびに行います。その際に与えるおやつは、小さなものを用意します。与えすぎてカロリー過多にならないよう注意しましょう。

コットンに汚れがつかなくなるまで拭く

コットンに汚れがつかなくなるまで拭く

愛犬の様子を見ながら、コットンに汚れがつかなくなるまで拭いていきます。最後にもう一度ご褒美のおやつをあげて「よくできたね」と愛犬を褒めてあげましょう!

耳掃除に慣れてきてからの3ステップ

さきほど紹介した方法で慣れたら、耳垢を除去するためにしっかりお手入れをしていきます。

しっかり固定し、耳の中に洗浄液を入れる

しっかり固定し、耳の中に洗浄液を入れる

まず、愛犬の耳の中に洗浄液を入れます。

はじめは、さきほど紹介した方法でコットンに染みこませ、耳の中に絞り入れるようにしましょう。それに慣れてきたら、洗浄液のボトルから直接流し込んでもかまいません。

洗浄液の量は、耳穴から液面が見えるくらいが適量です。また、洗浄液を入れるときは、愛犬の耳を背後から手でしっかり固定します。

耳の付け根を優しくマッサージする

耳の付け根を優しくマッサージする

洗浄液がこぼれないよう注意しながら、愛犬の耳の付け根を優しくマッサージしましょう。背後から親指と中指を当てて、耳の付け根をほぐすようにマッサージを行います。

犬が頭を振った後、汚れがでてきたら拭き取る

犬が頭を振った後、汚れがでてきたら拭き取る

指を離し、愛犬が頭を振って汚れが出てきたらコットンなど柔らかいもので拭き取ります。できれば、浴室など汚れが飛び散っても落としやすい場所を選びましょう。

犬の耳掃除をする際の注意点

犬の耳掃除をする際の注意点

最後に、犬の耳掃除を行う際に注意しておきたいことを紹介します。

綿棒は使わない

1つめの注意点は、綿棒を使わないことです。自宅で耳掃除を行うときは、耳洗浄液を使って耳垢を浮き上がらせることで耳を傷つけることなくきれいにできます。

強くこすらない

耳の内側を強くこすってはいけません。こすることで、傷を付けてしまうこともあります。そこから細菌に感染することもあるので、注意が必要です。

また、痛みを感じることで、耳掃除自体が嫌なものだと愛犬に学習させることになります。耳掃除は優しく拭き取ることを意識して行いましょう。

頻繁にやらない

犬の耳掃除は、頻繁にやる必要はありません。こまめに行うことで、かえって耳を痛めてしまうこともあります。

外耳炎が無く、定期的な耳掃除の場合は月に1〜2度を目安に行うことが多いですが、耳の汚れ具合や犬種、個体によっても異なります。どれくらいの間隔で行うのがいいのか、獣医師に相談してみるといいでしょう。

皮膚の弱い場合はアルコールフリーの洗浄液を使用する

犬によっては、アレルギー体質だったり皮膚が敏感だったりします。愛犬の皮膚が弱い場合は、アルコールフリーの耳洗浄液がおすすめです。

また、いきなり耳に洗浄液を流しこまずに様子を見てから使い始めるようにしましょう。コットンに染み込ませたもので耳の内側を優しく拭き取ってみて、赤くなるなどの変化がないか確認しながら行うと安心できます。

 

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愛犬が耳掃除を嫌がるときは少しずつ慣れさせることがポイント

犬は個体差があるため、中には耳掃除が嫌いな子もいます。嫌がるときは、まず体を撫でたり耳をマッサージしたりとスキンシップを取ることが大切です。

愛犬が耳掃除を嫌がっても、大きな声で叱ったり無理に行ったりしないように注意しましょう。

耳掃除は楽しいものと思ってもらうために、できたときにはご褒美を与えて、少しずつ慣れさせていきましょう!

主な症状・お悩み
  1. 犬の耳

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