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歯磨きを嫌がる猫に慣れてもらう3ステップ!おすすめのサポートグッズも紹介

「猫に歯磨きをしたいけど嫌がる」
中には、歯磨きをあきらめかけている方もいるのではないでしょうか。
歯磨きは、猫の健康を守るため欠かせない取り組みです。嫌がる場合も、あきらめずに続けることが大切です。
この記事では、猫を歯磨きに慣れさせる3ステップ、猫に歯磨きが欠かせない理由などを解説しています。また便利な歯磨きサポートグッズも合わせて紹介しています。
猫の歯磨きにお困りの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事では以下のことが分かります!
- 猫を歯磨きに慣れさせる3ステップ
- 猫に歯磨きが欠かせない理由
- 便利な歯磨きサポートグッズ
歯磨きを嫌がる猫に慣れてもらう3ステップ
まずは猫への歯磨きのやり方とコツについて紹介します。猫が嫌がるときは、以下の3ステップで歯磨きに慣らしましょう。
用意するもの
- ご褒美用のおやつ
- 歯磨きペースト
- 歯ブラシ
【ステップ1】口を触れられることに慣れさせる
まずは、口の周りを触るようにし、慣れてきたら唇をめくる練習をします。
口を触られることに慣れていないと、歯磨きをしようとすると驚いて抵抗することがあります。最初にはブラシを使わずに手で触ることから始めます。
大人しく触らせてくれたら愛猫が好きなご褒美を与えましょう!猫とスキンシップをとりながら嫌がられない程度に顔や口を触って、少しずつ慣れさせることがポイントです。
【ステップ2】指で歯や歯肉を触られることに慣れさせる
猫の口を自由に触れるようになったら、飼い主さんの指で歯や歯肉を触っても嫌がらない状態を目指します。
「口の中に指を入れると噛まれるのでは」などの不安がよぎるかもしれません。この時、動物用の歯磨きペーストなど美味しい味がついたものを指につけると嫌がらずに受け入れやすくなりますよ。
最初からすべての歯を触ることは難しいため、前歯(切歯)・犬歯(牙)・奥歯(臼歯)」の順で慣らしていきましょう。猫が「歯を触らせるといいことがある」と理解すれば、歯や歯肉を触っても嫌がらないようになります。
【ステップ3】ご褒美を与えながら歯ブラシを使って歯磨きをする
歯や歯肉を触れるようになったら、歯ブラシに慣らします。
歯をいきなり磨くと驚いてしまうことがあります。最初は歯磨きに対する恐怖心を除くため、歯ブラシを一瞬あて、できたらご褒美をあげます。
歯ブラシへの抵抗がなくなったら徐々に時間を延ばし、優しい力でゆっくり歯ブラシを動かして歯磨きをしていきます。磨きやすい犬歯や切歯(前歯)から始め、徐々に奥の方の歯まで磨きましょう。特に奥歯は汚れが溜まりやすいため、念入りに磨くと良いです。
嫌がる場合は歯磨きペーストなどを歯ブラシにつけると受け入れやすくなります。焦りは禁物です。猫のペースに合わせて少しずつ慣れさせていきましょう。
歯磨きをする時のポイント
続いて、歯磨きをする時に意識したいポイントを紹介します。
歯磨きの頻度は毎日が理想
猫の歯磨きは、1日1回が理想です。小分けかつ継続的に行うことで、口の中を清潔に保つことができます。
忙しくて毎日できない場合や猫が歯磨きを嫌がる場合は、最低でも週に2~3回は歯磨きをしてあげましょう。
猫の場合、歯垢が歯石になるまで1週間程度かかります。そのため、週に2~3回の歯磨きができれば、口の中の清潔をある程度は保つことができます。
嫌がる時は無理に歯磨きを続けない
猫の性格などによっては、歯磨きをとても嫌がることがあります。猫の健康を考えると無理にでも行いたくなりますが、無理強いはおすすめできません。
猫が「歯ブラシをもっているときは嫌なことをされる」などと認識すると、二度とやらせてくれない恐れがあるからです。
歯磨きは猫のペースに合わせて少しずつ慣れさせていくことが重要です。
ご褒美を使いながら歯磨きをする
猫の歯磨きはご褒美を上手く使いながら行いましょう。
猫が「歯磨きをするといいことがある」と認識してくれれば、歯磨きに協力的になってくれます。
ご褒美でおすすめなのが、歯磨きおやつや歯磨きペーストといった猫用のデンタルケアグッズです。
普通のおやつをあげると、せっかく歯磨きができたとしても口の中が汚れてしまいますが、デンタルケアグッズであれば、歯磨きの相乗効果も期待できるのでおすすめです。
愛猫が好きなご褒美を取り入れて歯磨きを続けていきましょう!
簡単・便利!猫の歯磨きサポートグッズを紹介
猫は犬よりも歯磨きをするのが難しいといわれています。
「愛猫に歯磨きをしたくても、嫌がって思うようにできない」と飼い主さんがストレスを感じてしまうことは、歯磨きを継続させるためにはあまり良くないことです。
そんな時は、無理に歯磨きを行なおうとはせず、便利なデンタルケアグッズに頼りましょう!
最近は手軽で効果的なデンタルケアグッズが充実しているので、これから紹介するようなグッズを取り入れて、ストレスなく愛猫の健康管理をしていきましょう。
猫用の歯磨きおやつ
歯磨きおやつがおすすめな人噛むことによる歯磨き効果と使いやすさのバランスがよく、【デンタルケアを始めたい人】に一番おすすめ
歯磨きおやつは噛むことで歯垢や歯石の沈着を抑え、お口の健康を守るグッズです。
猫の好むフレーバーが使われていることが多いです。中には歯の健康を保つ成分が入っているものもあり、歯の健康をしっかりサポートしてくれます。
歯磨きの練習中のご褒美としても活躍してくれるデンタルケアグッズです。
\おすすめの歯磨きおやつ/
なめさせるだけでもOK!フレーバー付き歯磨きペースト
歯磨きペーストがおすすめな人酵素が含まれているなど【舐めるだけでもOK】なものも!歯ブラシにつけて使うことで、歯磨きがおいしく楽しくなります。
歯磨きペーストは、基本的に猫が好むフレーバーが付いています。中には食物アレルギーに配慮した製品もあります。愛猫のお好みに合わせて選んであげましょう。
また、歯ブラシにつけて使うことで、歯磨きが楽しい時間に変わります。中にはなめさせるだけでデンタルケアの効果が期待できるものも!歯磨きペーストなら、忙しい飼い主さんも手軽に使用できます。
\おすすめの歯磨きペースト/
超簡単!飲み水に混ぜて使う液体デンタルケア
液体デンタルケアがおすすめな人手間いらずで一番カンタン!デンタルケアの時間がとれない【忙しい人におすすめ】
歯磨きのサポート役にぴったりなのが、飲み水に混ぜる液体タイプのデンタルケアグッズです。
キャップ部分に計量カップが付いた使い勝手の良い製品もあり、朝などあわただしい時間帯でもスピーディーに愛猫のデンタルケアができます。
\おすすめの液体デンタルケア/
効率的なブラッシングをかなえるデンタルブラシ
デンタルブラシがおすすめな人お口がさわれる猫ちゃんに【歯磨きをチャレンジ】させたい!
歯磨きで大切なのは、歯の表面と歯周ポケットの歯垢を取り除くことです。そのためには、歯ブラシは愛猫のサイズに合ったもので、歯周ポケットに入り込む極細毛タイプがおすすめ。
また、抗菌加工のブラシを選べば衛生管理も安心です。
\おすすめのデンタルブラシ/
猫の歯磨きの重要性
愛猫の歯磨きを嫌がる姿を見ていると
「ここまでして歯磨きを続けなくてもよいのでは」
と思えてきますよね。
気持ちは理解できますが、そこで歯磨きをあきらめてしまうことはおすすめできません。なぜなら歯磨きは猫の健康維持に欠かせない取り組みだからです。
ではなぜ歯磨きは猫の健康維持に欠かせないものなのでしょうか?その理由として、以下の3つが挙げられます。
猫は歯周病になりやすい
猫は、虫歯よりも歯周病になりやすいといわれています。
猫の口腔内はアルカリ性で、歯周病菌が繁殖しやすい環境です。特に、柔らかいペットフードを食べている飼い猫は、歯周病のリスクが高いとされています。なぜなら、硬い肉を噛むなどの必要がないため、食事中に歯垢をこすり落とせないからです。
大切な愛猫の歯周病を予防するため、毎日の歯磨きが欠かせない取り組みです。
歯周病は様々な病気の原因となる
歯周病が進行すると、歯肉が大きく腫れることや歯が抜け落ちてしまうことがあります。また、その影響は口腔内だけにとどまりません。
血液に歯周病菌や歯周病菌が作り出した毒素が入り込むことで、心血管系疾患や腎機能障害などのリスクが高まる恐れがあると指摘されています。
猫の歯磨きは、口腔内を清潔に保つだけではありません。猫の健康維持にもかかわる可能性がある重要な取り組みです。
猫の口臭を防ぐ
歯と歯肉の間に歯垢が溜まると溝が深くなります。これを歯周ポケットといいます。
歯周ポケットは、酸素が豊富な環境を苦手とする歯周病菌にとって絶好の住処です。歯周ポケット内で歯周病菌が繁殖すると、歯肉に炎症が起こり溝はさらに深くなります。
ここに膿や食べカスなどが溜まり、非常に強い口臭が発生します。
口臭が強くなると、愛猫を抱きかかえることが難しくなるかもしれません。そんなの嫌ですよね。
大好きな愛猫の口臭を予防するためにも、こまめな歯磨きを続けていきましょう。
【まとめ】猫のペースで歯磨き習慣を身に付けましょう
飼い猫は歯周病のリスクが高いと考えられています。
歯周病が進行すると、歯肉が腫れる、歯が抜けるなどの恐れがあります。全身疾患との関連が指摘されている点も見逃せません。
歯磨きは歯周病を予防する取り組みです。猫の健康を守るため、歯磨き習慣を身に付けましょう。ただし、嫌がる猫に無理強いすることは禁物です。
デンタルケアグッズを上手く使いながら、猫のペースで歯磨きを習慣化させていくことが重要です。
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