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愛猫の口臭がきつい!これって病気?原因や改善方法、おうちケアアイテムも紹介

愛猫の口が「なんだか臭い?」と気になった経験のある飼い主さんは、多いのではないでしょうか。大切な愛猫の口から悪臭がしたら、「何かの病気の症状では?」と心配になってしまいますよね。実際、なかには病気の症状のケースもあるのです。

この記事では、猫の口臭の原因について解説し、動物病院に行ったほうが良いケースをご紹介します。さらに、飼い主さん自身が自宅でできる予防・改善策も解説します。毎日続けられて、負担の少ないケアで、愛猫の健康を守っていきましょう!

タイトルが入る場合この記事では以下のことがわかります

  1. 愛猫の口臭がきつい!そんな時考えられる4つ原因
  2. 愛猫にこんな症状がみられたら動物病院で受診・治療をする
  3. 飼い主さんができる愛猫の口臭の予防・改善策
  4. 愛猫の口臭対策を習慣にする便利アイテムの紹介

愛猫の口臭がきつい時に考えられる4つ原因

愛猫の口臭がきつい時に考えられる4つ原因

猫の口臭の原因は一つではありません。以下のように、いくつかの原因が考えられます。

口腔内のケア不足

口内のケアが足りないと、食べカスがたまって歯垢が付き、それが細菌の温床となってしまい、口臭が発生します。歯垢は歯石化して歯周病などの病気を引き起こします。

歯周病の原因となる歯石は年齢とともに増えていくので、若い頃から口腔内のケアをしっかり行なわないと、加齢で口臭がひどくなってしまいます。

口腔内ケア不足により引きおこる病気

  1. 【歯肉炎】歯に付いた歯垢の細菌で歯肉に炎症が起きる病気で、口臭がきつくなります。
  2. 【歯周炎】歯肉炎が進行すると炎症が歯周組織に広がり、口臭のほか、悪化すると出血や痛み、歯のぐらつきが生じます。
  3. 【歯周病】歯肉炎と歯周炎を合わせて、歯周病と呼びます。進行とともに口臭が一層きつくなり、腐敗臭のようなニオイに変化。骨や内臓にまで影響がおよぶリスクがあります。歯周病の原因は、歯垢や歯石の中にいる歯周病菌です。

口腔内の病気

猫の口臭は口腔内の病気や内蔵疾患の影響で発生するケースもあるので覚えておきましょう。そのため、万が一病気になったときに早期発見できるよう、愛猫の口腔内に問題がないか日常的なチェックを心掛けてください。

口臭が発生する代表的な口腔内の病気

  1. 【口内炎】局所的に発生する人間の口内炎と違い、猫の口内炎は口腔内に広く炎症が起き、口臭やよだれのニオイがひどくなります。口内炎の原因は、菌、猫カリシウイルスというウイルスによる感染症、自己免疫性などさまざまです。
  2. 【口腔内腫瘍】高齢の猫の場合、口の中に腫瘍などのデキモノができるケースがあります。進行が早く、急に腐敗臭のような強い口臭が発生するのが特徴です。

口臭を発生する代表的な猫の内臓疾患

  1. 【腎臓疾患】猫は腎臓病にかかりやすい動物です。腎臓は老廃物を尿として排泄しますが、腎臓機能が低下すると排泄されるはずの毒素・老廃物が体内にたまり、口臭の原因となります。腎臓疾患が進行すると老廃物を尿中に排泄できなくなり、尿毒症を起こし口からアンモニアのような刺激臭がします。
  2. 【肝機能不全】肝臓の病気で肝機能が低下すると、分解できなかった毒素が体内にたまり、口臭が発生します。
  3. 【糖尿病】進行すると体内に独特の甘酸っぱいニオイのケトン体が作り出され、口臭の原因になります。
  4. 【胃腸炎】口臭がきつくなったりニオイが変化したりします。すでになんらかの基礎疾患を持っている猫は、胃腸炎を発症しやすい傾向にあります。

口腔内の乾燥

乾燥している口の中(ドライマウス)は歯周病の原因菌が繁殖しやすく、口臭がきつくなりやすい環境といえます。

猫は少量の水でも生きていくことができるため、積極的に水を飲まない子が多く、口の中が乾燥しやすいです。

キャットフードのニオイの影響

魚系フードなど、ニオイのきつい食べ物を食べさせた際、口から食べたもののニオイがして「クサイ」と感じることがあります。そのときのニオイは一時的なものである場合が多いです。

食べ物のニオイか判断がつかない時は食後少し経ってから口臭を確認してみましょう。

口臭だけじゃない!愛猫にこんな症状が見られたら動物病院で受診・治療をする

口臭だけじゃない!愛猫にこんな症状が見られたら動物病院で受診・治療をする

猫の口臭は、先ほどご紹介した通り、重い病気の症状であるケースや重い病気につながるケースがあります。特に口臭だけでなく、口内の異常や、食欲がない・体重減少・毛ヅヤが悪いなどの症状もある場合、すみやかに動物病院で受診しましょう。

スムーズに診察を進めるためには、日頃からできるだけお口の中を観察し、変化が報告できるようにしておくことが大切です。むりやりお口を開けるのは猫にとってストレスになるので、あくびをしたときにお口の臭いを確かめたり、口角(唇の両端)をやさしくめくったりして歯の状態や歯肉の色などを確認しましょう。

また、ここ何日かの食欲・飲んだ水の量・尿量なども把握しておきましょう。

口内に腫れ・赤み・出血などがあり歯石がたまっている場合

歯周病を発症している可能性が大です。獣医師の診断をあおぎましょう。歯周病や口内炎は、場合によっては抜歯が必要なことも。口腔内腫瘍であれば、手術などのより大がかりな治療が必要になることもあります。かかりつけの獣医師とよく相談してください。

食欲がない・吐く・下痢など口内外の症状もみられる場合

食欲がない・吐く・下痢などの消化器系の症状をともなう口臭は、なんらかの内臓疾患が考えられるため、すみやかに動物病院へ行きましょう。その際、場合によっては吐いた内容物や排泄物を調べることもあります。動物病院に事前に確認するといいでしょう。

また、尿の量が多くなっていたり、体重が減少している場合は糖尿病の可能性が高いです。口臭以外の症状や体調の変化が出ている場合は早めに動物病院でみてもらいましょう。

愛猫の口臭の予防・改善策

愛猫の口臭の予防・改善策

愛猫の口臭は、日頃の飼い主さんのケアで改善することができます。口臭の予防策と改善策を紹介しますので、ぜひ、できることから始めましょう!

歯みがきを習慣にする

歯垢の付着と歯石化を防止して歯周病を予防するためには、歯みがきが効果的。愛猫の健康維持のために歯みがきを習慣にしましょう!

口臭の原因でもある歯石は、一度付いてしまうと簡単には除去できません。歯石除去は基本的に全身麻酔が必要で、そうなると愛猫には大きな負担になってしまいます。そうならないためにも、日頃の歯みがき習慣を大切にしましょう!

歯みがきはできれば毎日行なうのが望ましいですが、週2~3回でも効果が期待できます。最初は難しいと感じるかもしれませんが、この後紹介するデンタルケアアイテムを取り入れながら、無理をせず、「続けること」を大事にしてくださいね!

フードを徐々に変更してみる

歯に沈着しやすい添加物を多く含むおやつやフードの摂取量によっては、口内環境が悪化して口臭の発生率が高くなるといわれており、フードの変更が口臭対策につながります。

猫の口臭対策フード変更例

  1. ウェットフードからドライフードに変更する
  2. ニオイのきつくないフードに変更する

缶詰などウェットフードを主食にしている猫は、ドライフードを食べている猫より歯垢・歯石が付着しやすく、歯周病の発生率が高くなるといわれています。

ただし、いきなりフード変えると食べなくなる可能性もあります。フードの変更は徐々に行いましょう。例えば、ウェットフードを多く与えている場合は少しずつドライフードの比率を多くします。

水分補給をしっかりと

口内の乾燥は歯周病の進行を招きます。そのため、愛猫には水分をしっかり摂ってもらうことが必要になります。水分は口臭予防だけでなく、全身の健康管理にも役立ちます。

ただし、猫は犬に比べて、積極的に水分を摂りません。愛猫がどういう時によく水を飲んでくれるのか、猫の性格に合わせて飲ませる工夫をしましょう!

猫が水分補給をする工夫例

  1. 誰にも邪魔されない水飲み場を複数用意する
  2. 毎日新鮮な水にする
  3. 愛猫の性格を尊重して好みのスタイルに合わせる
  4. 水道の蛇口からぽたぽた落ちる水しか飲まないならノズル式の給水器を設置してみる
  5. 風呂場の排水溝の水が好きなら風呂場に水飲み場を設置してみる

定期検診を受ける

かかりつけの獣医師を決め、定期的に検診を受けましょう。予防策の相談やケアアイテムの相談にも乗ってもらえます。定期検診を受けていれば病気の早期発見も期待でき、早い段階で治療を開始することができます。

早期治療ができれば、その分、猫にとっても負担が軽くなります。飼い主さんにとっても、基本的に早期治療のほうが費用負担は軽くなりますし、なによりも安心ですよね。

愛猫の口臭対策を習慣にする便利アイテムの紹介

愛猫の口臭改善に便利なケアアイテム

現在は猫の口臭対策のためのケアアイテムが充実しています。ケアで大切なのは、とにかく続けること。上手に取り入れて負担なくケアを継続し、愛猫の健康を守りましょう!
ここではおすすめのケアアイテムとどんな人におすすめか紹介していきます。

飲み水に混ぜる液体デンタルケア

飲み水に混ぜる液体デンタルケア

液体デンタルケアはこんな人におすすめ手間いらずで一番カンタン!デンタルケアの時間がとれない忙しい人におすすめ

毎日の飲み水に混ぜるだけでOKの簡単ケアアイテムです。歯ブラシやデンタルガムなど、ほかのアイテムと組み合わせて使うとより効果的です。

直接愛猫の口に入るものなので、安全性や有効性をしっかりチェックして納得できる製品を選びましょう。キャップ部分に計量カップが付いている使い勝手のいいタイプもあります。

 

\おすすめ液体デンタルケア/

 

舐めさせるだけでもOKの歯みがきペースト

舐めさせるだけでもOKの歯みがきペースト

歯磨きペーストはこんな人におすすめ酵素が含まれているなど舐めるだけでもOKなものも!複数の味が選べるものもあり、歯磨きがおいしく楽しくなります。

歯みがきペーストは、猫が喜ぶ味で飼い主さんにとっても快適なフレーバー付きがおすすめです。酵素入りで舐めさせるだけでOKなタイプもあり、時間がないときでもしっかりケアできます。

すすぎが不要のペーストであれば、飼い主さんの手間もはぶけますね。こちらも口に入れるものなので、安全性もしっかり確認しましょう。

 

\おすすめ歯磨きペースト/

 

効率良く歯垢をとるなら猫用歯ブラシ

効率良く歯垢をとるなら猫用歯ブラシ

デンタルブラシはこんな人におすすめお口がさわれるねこちゃんに歯磨きをチャレンジさせたい!

愛猫の体格に合わせたサイズの歯ブラシを選びましょう。ニオイの原因となる細菌を減らすには、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットを狙って歯垢をかき出すことが大事です。極細毛ブラシなど、歯周ポケット対策にすぐれた歯ブラシがおすすめです!

 

\おすすめの歯ブラシ/

 

まとめ

猫の口臭の原因は口腔内のケア不足・乾燥・病気などが考えられます。内臓疾患が原因で悪臭が発生する場合もあり、口内疾患・内臓疾患が疑われる場合は、すみやかに動物病院で受診・治療しましょう。

飼い主さん自身が自宅でできるケアは、歯みがき、フードの変更、水分補給の工夫です。加えて、定期検診で獣医師に予防策を相談するのもいいでしょう。定期検診は病気の早期発見にもつながります。

負担を増やさずに効果的なケアを続けるには、歯みがきペーストや液体デンタルケアなど、使い勝手が良く、猫の嗜好性も高いアイテムをうまく取り入れます。

いろいろ大変ではありますが、大切な愛猫のためにもケアを頑張っていきましょう!

主な症状・お悩み
  1. 猫の口臭
  2. 猫の歯ブラシ
  3. 猫の歯みがき

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