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猫の肥満対策とは?太る原因と予防方法について

猫はちょっとしたことで太ってしまう場合があります。人間と同様、猫の肥満は様々な病気の原因となるため、体重は飼い主がコントロールしてあげなくてはいけません。
しかし、肥満対策といっても具体的になにをすればよいのかわからない人もいるでしょう。
本記事では、猫が太る原因や肥満対策について解説していきます。愛猫の肥満はどの程度なのか、肥満度をチェックするスコアも用意しています。ぜひ活用してくださいね。
目次
猫の肥満は主に2パターン!猫が太る原因
猫が太る理由はケースバイケースですが、大きくわけると食べ過ぎが主な原因の「原発性肥満」と病気が原因の「二次性肥満」に分類できます。この段落ではそれぞれについて解説します。
食べ過ぎが主な原因の「原発性肥満」
原発性肥満とは簡単にいうと食べ過ぎて太ることです。
猫が可愛いからといって、必要以上に餌を与えると体内でエネルギーが消化しきれず肥満に繋がります。また、運動不足、遺伝などによって太るのも原発性肥満の一種です。
太る原因の90%以上はこの原発性肥満に該当するといわれています。
肥満が悪化すると、病気リスクが高まるため注意が必要です。猫の肥満が引き起こしやすい病気としては、以下のようなものがあります。
- 慢性関節炎
- 糖尿病
- 肥大型心筋症
- 肝リピドーシス
- 皮膚病
- 脂肪肝
特に猫は肥満から糖尿病になりやすいです。糖尿病になるとインスリン注射と定期的な通院が必要になります。命にも関わってくる病気なので特に注意が必要です。
病気が原因の「二次性肥満」
猫の肥満の場合、基本的には食べ過ぎによる肥満が多いですが、症候性肥満とは生来の病気によって太ってしまうこともまれにあります。
甲状腺機能低下症やクッシング症候群などの内分泌系の疾患によるものが代表的です。
また、薬の副作用が原因で肥満になってしまうこともあります。病院で検査を受け、原因を特定して治療に取り組む対応が二次性肥満には必要です。
BCSを使って愛猫の肥満度をチェックしてみよう
自分の猫が太っているかどうかは「ボディ・コンディション・スコア(BCS)」と呼ばれる指標を用いることで、ある程度判断が可能です。
BCSの評価方法はさまざまですが、ここでは9段階評価を用いたスコアを紹介します。数字が小さいほど痩せており、大きいほど太っていることになります。
この段落ではBCSのスコアごとに解説していきます。
【スコア1~3】適正以下の体型(痩せている)
BCSのスコア1~3に該当するとその猫は痩せていると判断できます。
スコア1は
- 短毛の猫は肋骨が容易にみえる
- 脂肪の層が全くみられず、腹部のへこみがひどく目立つ
- 腰椎と骨盤が容易に確認でき触れることができる
スコア2は
- 短毛の猫は肋骨や腰椎が容易に確認できる
- 腹部のへこみがはっきりしていて、脂肪の層がほとんどない
スコア3は
- わずかな脂肪に覆われた肋骨が容易に触知でき、腰椎が明らか
- 肋骨の後ろの腰がはっきりとくびれていて腹部の脂肪の層はわずか
という内容です。
【スコア4~5】適正な体型
BCSのスコアが4~5の間であれば、猫にとって理想的な体型です。
スコア4は
- わずかな脂肪に覆われた肋骨が触知でき、腰椎が明らか
- 肋骨の後ろの腰のくびれがわかる
- 腹部のへこみがわずかにわかり、脂肪の層はわずかである
スコア5は
- 肋骨は薄い脂肪に覆われた状態で触知できる
- 上から見たときに肋骨の後ろに腰のくびれがみえる
- 腹部の脂肪の層はわずか
という内容です。
【スコア6~9】適正を上回る体型(太っている)
BCSのスコアが6~9まできてしまうと、その猫は太っていると判断できます。
スコア6は
- 肋骨はわずかな過剰脂肪に覆われ触知できる
- 上から見るとくびれが見えるがあまりはっきりしない
- 腹部のへこみはない
スコア7は
- 肋骨は中程度の脂肪に覆われていて簡単に触れない
- 腰のくびれは確認しづらく、わずかに腹部が丸く張り出している
- 腹部には中程度の脂肪の層がある
スコア8は
- 過剰な脂肪に覆われ肋骨は触知できない
- 腰のくびれはなく、脂肪の層が目立ち腹部の丸みも明らかである
- 背部全体に脂肪の沈着がある
スコア9は
- 肋骨は分厚い脂肪に覆われて触知できない
- 大量の脂肪沈着が腰背部、頭部、四肢全体にみられる
- 腰のくびれがなく広範囲に腹部の脂肪沈着がある
という内容です。
食事と運動がポイント!猫の肥満対策と予防
猫の肥満を対策したり予防したりするためには食事と運動が大きなポイントになります。色々なアプローチがありますが、この段落では代表的な方法をいくつか紹介します。
【フード対策】食べる量あるいは高カロリーのおやつを減らす
肥満対策の基本は食事量の見直しです。与えている食事量は愛猫の体型に合っているかどうか、見直してみましょう。
成長に必要なカロリーは体重1kgあたり、だいたい80カロリーといわれていますが、猫が必要なカロリー量は現在の体重、目指す体重、年齢、運動量などによっても変わるので判断に迷うときは動物病院に相談するのが望ましいです。
また、急におやつ抜きにするとストレスとなる可能性があるため、上手に与える回数や量を調整しましょう。市販のおやつではなく主食フードをおやつとして少しあげるのも有効です。
【フード対策】食事を複数回に分けて与える
猫が太らないように食事の回数を減らそうとする飼い主もいるかもしれませんが、決めた分量を数回にわけて与えた方がダイエットはしやすいです。一度に一気に食べさせるよりも分けて食べさせる方がエネルギーの消費が大きくなることを知っておきましょう。
また、一気に食べたり早食いをしたりする癖を治したい場合も食事の回数を分けるのは効果的です。
このように、食事の回数を増やすと様々なメリットがあるので、猫の1日の食事量が決まったら複数回にわけて与えるようにしましょう。
食べ残しがある場合はすぐに片づけ、おやつなどを与えるのは極力控えるようにしてください。
【フード対策】キャットフードを見直す
猫に適切な餌の量を与えているにもかかわらず、さらに食べ物を欲しがるようであれば必要な栄養が足りていないのかもしれません。
食事はカロリー量が十分であっても栄養素が足りないと身体が満足できないことがあります。その結果、食欲が過剰になってしまいます。
消化吸収に優れ、栄養満点のキャットフードに変更することで、食べる量が同じでも食欲が抑えられる可能性は高くなるでしょう。
キャットフードを選ぶ際には、無添加で上質なたんぱく質を使用しているものがおすすめです。カルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどの栄養バランスにも気を配りましょう。
【運動対策】キャットタワーなどで運動量を増やす
猫の運動量を増やすことで肥満予防が期待できます。しかし、室内で飼っている猫の場合、どうしても運動量が少なくなりがちです。
そのようなときはキャットタワーの活用を検討してみましょう。キャットタワーであれば狭い室内でも登ったり降りたりの上下運動が思う存分できます。
猫はストレスがたまると、家具を引っかいたり、カーテンをよじ登ったりする場合があります。運動不足を解消することで、こういった猫のイタズラも防止できるでしょう。
ただし、猫は犬に比べて痩せにくいので運動だけをさせてもあまり痩せないケースも少なくありません。運動に加えて食事管理が重要になることを忘れないようにしてください。
健康的な体型維持を目指すなら試してほしいキャットフード
フードの見直しを考えている人におすすめしたいのが「VETERINARY HPM」シリーズのキャットフードです。
HPMは、初めて食べたネコちゃんの約80%以上が食べ始めてから1か月後も、与えてすぐに食べたという調査結果がでています。
飽きない美味しさがHPMの魅力の1つですが、なぜHPMは健康的な体型維持を目指すネコちゃんにおすすめなのでしょうか?ここからはHPMをおすすめしたい理由を説明していきます。
【魅力1】カロリーと満腹感に配慮した総合栄養食だから猫の体重サポートがしやすい
猫のフードを食べた満足感は炭水化物よりもタンパク質を摂取することで得られやすいといわれています。
HPMは高タンパク質*1・低炭水化物*2の総合栄養食のため、満足感が得やすいキャットフードです。*1欧州流通猫用総合栄養食と比較して約+30%、*2欧州流通猫用総合栄養食と比較して約-40%
さらにHPMは動物性タンパク質を多く含んでいます。
猫は本来肉食動物です。動物性タンパク質は猫の満足感をあげるだけでなく、猫にとっての栄養バランスと消化のしやすさについても適しています。
HPMはカロリーバランスを考慮しながらも、お肉をたっぷり使うことで猫の満足感と体重変化のサポートをしてくれるフードです。
【魅力2】ヒューマングレードのお肉を使用!お肉本来の美味しさを味わえる
HPMのお肉は人用に育てられたヒューマングレードの高品質の豚と家禽(鶏・鴨等)を使っています。自然のお肉の味が味わえるのでネコちゃんは飽きずに食べてくれます。
また、HPMは着色料・香料・遺伝子組み換え原料は不使用です。素材そのまま活かしたフードなので、愛猫の身体に負担をかけずに美味しく健康的な体型を目指せます。
【魅力3】安心して与え続けられる!低炭水化物&食物アレルギーに配慮
本来肉食動物である猫にとって炭水化物の消化は負担がかかります。
HPMは低炭水化物のフードです。炭水化物の使用量を抑え*、消化に負担がかかりにくくなるように配慮し、お腹にやさしいフードを目指しました。*欧州流通猫用総合栄養食と比較して約-40%
また、HPMはタンパク原材料を豚・家禽に限定し、食物アレルギーの原因になることがある8種類のタンパク質原材料(卵・牛・羊・小麦・グルテン・乳製品・大豆・トウモロコシ)を使っていません。
原材料にとことんこだわったHPMであれば、食物アレルゲンが気になり、フード選びに困っている飼い主さんにも安心して与え続けることができます。
このように、HPMは健康的な体型維持を目指すネコちゃんに配慮した総合栄養食です。まずはサンプルで愛猫の食いつき・満足感を確かめてみてください。
愛猫の満足感をサンプルで体験
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【まとめ】食事対策が重要!猫の肥満対策は良質なキャットフードと食事管理が大切です
猫が太る原因や対策について解説していきました。猫は一度太ってしまうと、運動だけでは痩せにくいので食事の内容が大事になります。
1日に与えるカロリーや食事の回数などには十分に気を配ってください。もちろん、キャットフード選びも重要です。高タンパク質かつ栄養バランス、安全性、無添加などに考慮された良質なフードを選ぶようにしましょう。
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