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犬のノミ対策ガイド | ノミの見つけ方や駆除方法、薬の種類まで紹介

ノミに悩まされる犬は決して幸せではありません!かゆみや不快感、炎症を引き起こすだけでなく、ノミはアレルギーや感染症などの病気を引き起こす可能性があります。

そして厄介なことに、ノミは非常にしつこく駆除が難しい害虫です。今回は犬をノミから守る方法、ノミを駆除する方法、そして再発を防ぐ方法について詳しく解説します。

犬と暮らすときに注意したいノミ

ボーダーコリーのイメージ画像

ノミは動物の血を吸う寄生虫です。多くの種類が存在し、犬や他のペットに影響を及ぼすことがあります。

犬ノミにはライフサイクルがあり、以下の4段階で成虫へとなります。

  • 幼虫
  • 蛹(さなぎ)
  • 成虫

成虫のノミは犬の体に寄生し血を吸い、メスは1日に最大50個もの卵を産みます。卵は1〜10日で孵化し、幼虫となります。

さらに幼虫は5〜10日で蛹の段階に入り、適切な宿主が現れるのを待つのです。そして、成虫としてふ化し、新たな宿主に寄生し繁殖を繰り返します。このように、繁殖のペースが非常に早いことがやっかいなポイントです。

犬がノミに寄生されたときの症状

ノミの刺し傷はかゆみや不快感を引き起こし、ひどくなると出血や感染の原因になります。また、ノミの唾液にアレルギー反応を示す犬もいます。

重度のノミ感染は貧血を引き起こすことがあり、特に子犬や老犬、病気の犬では深刻な影響を及ぼすことに注意が必要です。

さらに、ノミは犬に病気を媒介することもあり、犬の寄生虫感染(条虫)の主な原因ともなっています。

犬のノミ寄生が疑われる場合は獣医師と相談し、適切な治療計画を立てることが重要です。

ノミはどこで犬に寄生するのか

ノミの感染経路には、以下のようなものがあります。

  1. ほかの犬や動物
  2. 自宅
  3. 散歩道

ノミは、犬の被毛の中や皮膚に寄生します。特に、犬がよく体を掻く場所や、皮膚が薄い場所に寄生しやすいことが特徴です。具体的には、耳の後ろや首周り、脇の下、内股、尾の付け根などが挙げられます。これらの場所はノミにとって隠れやすく、犬の体温で温かいので、繁殖に適しているのです。

そして、ノミは自分の体長の100倍以上もジャンプできるため、ほんのわずかな接触でも犬に飛び移ることができます。

また、ノミは犬の体だけでなく、犬が普段過ごす環境にも潜んでいます。例えば、犬用のベッドやカーペット、ソファ、庭の草むらなどです。そのため、犬のノミ対策をする際は、犬の体だけでなく、生活環境全体の対策も重要になります。

ノミの予防はいつからはじめる?

ノミは、暖かい時期に活発になるイメージがあるかもしれません。しかし、実際には、一年を通して注意が必要です。特に、春から秋にかけては、ノミの繁殖が盛んになるため、予防を徹底する必要があります。

ノミは、気温が13度以上になると活動を開始します。そして、気温が20〜25度、湿度が70〜80%の環境を好むことが特徴です。地域や気候によって異なりますが、一般的には春の暖かい日が増え始めたらノミの予防を始めるのがおすすめです。

ただし、気温が下がる冬の間も油断は禁物。室内は暖房が効いているため、ノミが活動を続けることがあります。

ノミの予防は、一度始めても途中でやめてしまうと、再びノミが繁殖してしまう可能性があります。そのため、一年を通して継続することが大切です。

ノミを予防する方法

かゆそうにしている柴犬のイメージ画像

ノミは、犬に強いかゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、寄生虫を媒介することもあります。また、ノミは繁殖力が非常に高いため、一度寄生されると駆除が大変になることもあります。そのため、日ごろからノミを予防することが大切です。

ノミの予防方法には、以下のような方法があります。

  1. スポットオン(塗布型)のノミ駆除薬を使う
  2. 経口タイプのノミ駆除薬を使う
  3. 部屋や車に掃除機をかける
  4. 定期的に布製品を洗濯する
  5. ノミ駆除スプレーを使う
  6. 庭の草を短く剪定する
  7. 野生動物と接触しないようにする

ここでは、具体的なノミの予防方法について、詳しく解説していきます。

スポットタイプ(塗布型)のノミ駆除薬を使う

スポットタイプの薬剤は、犬の首の後ろに塗布するだけで簡単に使用できます。成虫ノミを殺す「殺成虫剤」や、卵・幼虫・蛹の成長を防ぐ「昆虫成長制御剤(IGR)」が含まれているものがあります。

スポットタイプの製品は一般的に安全ですが、かゆみや赤みなどの副作用が出ることがあります。また、誤飲を防ぐため、塗布後は犬を監視し、乾くまで他のペットや子供と接触させないようにしましょう。

経口タイプのノミ駆除薬を使う

経口タイプの薬は、ノミが犬の血を吸うことで効果を発揮し、成虫を殺したり繁殖を防いだりします。ノミに刺されることを避けたい飼い主には不向きですが、スポットタイプと並ぶ有効なノミ対策の手段です。

ただし、副作用として皮膚のかゆみや消化不良が起こることがあります。副作用が強い場合は、すぐに使用を中止し獣医師に相談しましょう。

また、犬がノミを駆除した後も、家の中にはまだノミの卵や幼虫が潜んでいる可能性があります。ノミは環境によっては最大1年間も生存するため、予防対策を継続することが重要です。

部屋や車に掃除機をかける

ノミはカーペットやソファ、マットレス、硬い床の隙間などに潜んでいます。掃除機をかけることで、ノミの卵や幼虫を取り除くと同時に、蛹を刺激して成虫化させ駆除しやすくします。

特に犬がよく過ごす場所は、念入りに掃除しましょう。掃除機をかけた後は、掃除機のゴミはすぐに密封して屋外に捨てましょう。ゴミの中にノミの卵や幼虫が残っていると、再び繁殖してしまう可能性があります。

また、車の中もノミの潜伏場所になりやすい場所です。犬を車に乗せる際は、シートにノミが付着していないか確認し、定期的に掃除機をかけるようにしましょう。

定期的に布製品を洗濯する

犬用のベッドや毛布、タオルなどはノミの温床になりやすいものです。これらの布製品は、定期的に洗濯するようにしましょう。洗濯する際は、高温のお湯を使用するとノミやノミの卵を死滅させられます。

また、洗濯できない布製品の場合はスチームアイロンをかけるのも効果的です。スチームアイロンの熱で、ノミや卵を死滅させられます。

ノミ駆除スプレーの使用

カーペットや家具、車内にノミ駆除スプレーを使用するのも効果的です。ただし、安全な製品を選ぶために獣医師のアドバイスを受けましょう。

また、犬や人が直接触れる場所には使用しないように注意が必要です。

ノミ駆除スプレーはあくまでも補助的な役割として使用し、ノミ予防薬の使用と併用することが大切です。月に1回のノミ・マダニ予防薬などを使用し、ほかの予防手段と併用することがおすすめです。

庭の草を短く剪定する

庭の草むらは、ノミの生息場所になりやすい場所です。特に、日当たりの悪い場所や湿気の多い場所はノミが繁殖しやすい環境といえます。そのため庭の草は定期的に短く剪定し、風通しを良くすることが大切です。

また、落ち葉や枯れ草などもノミの隠れ場所になるため、こまめに掃除するようにしましょう。

野生動物と接触しないようにする

野生動物はノミを持っている可能性があります。そのため、散歩中に野生動物と接触しないように注意しましょう。特に、タヌキやキツネなどはノミを持っている可能性が高い動物です。

また、散歩後は犬の体にノミが付着していないか確認することも大切です。ノミが付着していた場合はすぐに動物病院で相談し、適切な処置を受けるようにしましょう。

ノミは目視で見つけられる?正しい見つけ方とは

飼い主とジャックラッセルテリアのイメージ画像

ノミは、体長1〜3mm程度の小さな寄生虫です。そのため、犬の被毛に隠れているとなかなか見つけにくいことがあります。しかし、注意深く観察すれば目視で確認することも可能です。

ノミを見つけるためのポイントは、犬がよく体を掻く場所を重点的に探すことです。具体的には、ノミが好んで寄生する以下のような場所を確認しましょう。

  1. 耳の後ろ
  2. 首周り
  3. 脇の下
  4. 内股
  5. 尾の付け根

ノミを探す際は、犬の被毛をかき分けて、皮膚を直接観察することが重要です。ノミは動きが素早いので、見失わないように注意が必要です。

また、ノミの成虫だけでなく、ノミの糞も確認できることがあります。ノミの糞は黒い小さな粒のようなもので、犬の被毛や皮膚に付着しています。

犬にノミが見つかったときの対処法や駆除の仕方

愛犬にノミを見つけた際は落ち着いて正しい対処と駆除を行うことで、愛犬と住まいからノミを安全に駆除できます。

ノミは繁殖能力が高いため、1匹見つけたら複数匹潜んでいる可能性が高いです。そのため、愛犬の体だけでなく住まいのノミ駆除も並行して行う必要があります。

ここでは、ノミを見つけたときの対処方法について解説します。

つぶさないように駆除をする

ノミを見つけた際、つぶして駆除しようとする飼い主さんもいるかもしれません。しかし、ノミを潰すと体内に寄生していた卵が飛び散り、繁殖を促してしまう可能性があります。

そのため、粘着テープやガムテープなどでノミを貼り付けて処分するのがおすすめです。

また、ノミを水に落として溺死させるのも有効な手段です。ノミは水に弱いため、コップなどに水を入れて、ノミを落とすと溺れさせられます。ただし、ノミは水に浮く可能性があるため、洗剤などを少量混ぜておくのがポイントです。

いずれの方法で駆除する場合も、ノミを直接触らないように注意しましょう。ノミは人間を刺すこともあり、皮膚炎を引き起こす可能性があります。

ペット専用のシャンプーを使用する

愛犬の体にノミを見つけた場合、ペット専用のノミ取りシャンプーを使用するのも有効な手段です。ノミ取りシャンプーには、ノミの成虫だけでなく卵や幼虫を駆除する効果も期待できます。

シャンプーを使用する際は、犬の目や口に入らないように注意しましょう。また、シャンプー後ノミの死骸や卵が残らないよう被毛を丁寧に洗い流し、しっかりと乾燥させることがポイントです。

ノミ取りシャンプーは、動物病院やペットショップなどで購入できます。愛犬の年齢や皮膚の状態に合わせて適切なシャンプーを選ぶようにしてください。

マダニは無理に取らず獣医へ受診を

ノミと似た寄生虫に、マダニがいます。マダニはノミよりも大きく、吸血するとさらに大きくなるのが特徴です。マダニは重篤な感染症を媒介するリスクがあるため、注意が必要です。

もし、愛犬にマダニを見つけた場合は無理に取ろうとせず、動物病院を受診してください。マダニを無理に取ろうとすると、マダニの口吻が皮膚に残り、炎症を起こす可能性があります。

動物病院では、マダニを安全に除去し、適切な駆除薬を処方してくれます。また、マダニによる感染症の予防や治療も行ってくれます。

ノミを予防して犬との快適な暮らしを

ノミは犬や家族にとって大きなストレスの原因になります。しかし、月に1回の予防薬を使用することで、効果的にノミを防ぐことが可能です。

獣医師と相談しながら、犬に最適なノミ対策を計画しましょう。ビルバックでは、ノミの駆除に便利な製品をご用意しています。ぜひ今回の記事を参考に、ペットをノミから守る対策をしましょう。

主な症状・お悩み
  1. 柴犬
  2. 犬がシャンプーを嫌がる
  3. 犬が吐く
  4. 犬が咳をする
  5. 犬が太ってきた
  6. 犬が散歩を嫌がる
  7. 犬が痩せてきた
  8. 犬が食べない
  9. 犬に好き嫌いがある
  10. 犬のアトピー

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