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愛犬の皮膚が赤い!知っておくべき原因や自宅でのケア方法を紹介

犬の肌は人間と比べると薄くデリケートなので、皮膚トラブルが起こる可能性も高くなっています。特に皮膚が赤くなっている場合、皮膚炎をはじめとする症状が疑われるため、飼い主さんとしても愛犬を早めにケアしてあげたいですよね。

この記事では、犬の皮膚が赤くなってしまう原因やよく見られる症状、自宅で取り組める予防やケアの方法などについて紹介します。なぜ皮膚が赤くなるのか、どのような対策を実施するべきかをしっかり把握して、愛犬の健康を守ってあげましょう!

この記事では以下のことがわかります

  1. 愛犬の皮膚が赤くなる原因
  2. 動物病院で受診・治療をする目安
  3. 自宅で愛犬の皮膚の赤みを少しでも予防する方法

愛犬の皮膚が赤い時に考えられる原因

愛犬の皮膚が赤い時に考えられる原因

愛犬の皮膚が赤くなっている場合、さまざまな原因が考えられます。

ここでは代表的なものをいくつかピックアップして紹介します。

換毛期の生え変わりトラブル

犬種によって差はありますが、人間が衣替えを行なうように、犬も季節に合わせて毛が生え変わります。これを換毛期と呼びます。

この換毛期は抜け毛も多くなるため、ブラッシングや掃除が大変という経験をされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、換毛期なのに毛がうまく生え変わらず、毛が残ってしまうと、毛玉になってしまう可能性があります。こうなると毛玉の下の皮膚が蒸れてしまい、細菌が異常に増殖してしまう事があるため、愛犬にかゆみや違和感が起こりやすくなるのです。

身体をかいたり噛んだりすることで、結果的に皮膚も赤くなってしまいます。

ノミアレルギー性皮膚炎

愛犬がノミに刺されると、ノミの唾液に対してアレルギー反応が発生することがあります。

その結果、皮膚炎を発症して、皮膚が赤くなってしまうのです。ノミアレルギー性皮膚炎では腰・お尻を中心に激しいかゆみを引き起こしかきむしってしまうこともあります。

犬アトピー性皮膚炎

よくみられる犬種

  1. 柴犬
  2. シーズー
  3. フレンチブルドック
  4. ゴールデンレトリーバー

アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎の一つで、アレルギーを起こしやすい体質(アトピー体質)が関与しています。発症年齢としては生後6カ月~4歳くらいといわれています。年齢を重ねるほど症状も悪化する傾向にあります。

アレルギーを起こす原因(アレルゲン)はハウスダスト・花粉など、さまざまです。

アレルギー反応が起こると、皮膚がかゆくなりかいてしまいます。結果として皮膚が赤くなったりひっかき傷ができたりします。

細菌・真菌の繁殖

犬の皮膚にはアレルゲンや紫外線といった外部刺激を防いだり、身体の潤いを保ったりする「バリア機能」が備わっています。

このバリア機能が弱まってしまうと、皮膚表面に生息する細菌(ブドウ球菌)が増殖しやすくなり、皮膚のかゆみ、赤みやブツブツ が見られる膿皮症(のうひしょう)になってしまいます!

また、脇下・股・指の間などが赤くなっている場合、マラセチアという真菌(カビの一種)が増殖しているかもしれません。これらの部位は皮膚が重なっていて、皮脂分泌も過剰になりやすいため、その皮脂をエサに増殖するマラセチアが異常に増えてしまう状況が起こります。

寄生虫の感染

顔・背中・足先などに毛穴が開いたようなブツブツが見られるときはニキビダニが異常に増殖していることがあります。

また、耳の縁・膝・肘などに見られ、異常にかゆがっているときはイヌセンコウヒゼンダニに感染した疥癬症(かいせん)を発症している可能性があります。

こんな症状が見られる場合は動物病院で受診・治療をする

こんな症状が見られる場合は動物病院で受診・治療をする

以下の症状がある場合は早めに動物病院で受診しましょう。

  1. 皮膚の赤みが4日以上続いている
  2. 重度のかゆみ
  3. フケが出ている
  4. ポツポツ(発疹)ができている
  5. 普段見られないような脱毛

これらの症状が見られる場合、疥癬症(かいせん)や膿皮症といった皮膚病にかかっている可能性があります。もし心当たりがあれば、早めに動物病院で受診して、適切な治療やアドバイスを受けてくださいね。

なお、これらの症状もあくまで一例なので、他にも皮膚病が疑われる症状はあります。

専門的な知識がないと見極めることは難しいため、愛犬の様子がおかしいときは、迷わず動物病院へ行きましょう!

自宅で愛犬の皮膚の赤みを少しでも予防する方法を紹介!

自宅で愛犬の皮膚の赤みを少しでも予防する方法を紹介!

愛犬の皮膚が赤くなることを防ぎたい場合、飼い主さんが日頃からケアしてあげることも大切です。

そこで、自宅で取り組める予防ケアの方法を紹介していきます。専門的な知識や難しい技術は必要ないので、ぜひ試してみてくださいね♪

スキンケア(シャンプー・コンディショナー)の方法

犬アトピー性皮膚炎などによるかゆみで肌が赤みを帯びている場合、皮膚のバリア機能が弱くなっているかもしれません。

こうなると皮膚が乾燥しやすくなったり、アレルゲンに過敏に反応したりするので、シャンプーとコンディショナーを使ったスキンケアが必要となります。

ただし、スキンケアもやり方を間違うと逆効果になるため、あらかじめ正しい知識を身につけておくことが大切です。特に愛犬のシャンプーをするときは、以下のポイントを意識しましょう!

 

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熱すぎないお湯を使う

シャンプーに使うお湯の温度は、人間がぬるいと感じる30~35℃くらいが適切です。

お湯が熱すぎると、シャンプー後に皮膚が乾燥しやすくなるので、赤みやかゆみといった症状を引き起こしてしまう可能性があります。愛犬の様子もチェックしながら、水温を調節しましょう◎

シャンプー液をつけた後はやさしくなじませる

シャンプー液をつけるときはこするのではなくて指でなじませる感じが良いでしょう。

人間もそうですが、直接シャンプー液をつけて皮膚の上でゴシゴシして泡立てようとすると、ゴシゴシする摩擦で愛犬の皮膚を痛めてしまうかもしれないからです。

また、シャンプー液は泡立てネットなどを使って、事前にしっかり泡立ててから塗付してもよいでしょう。

そうすることによって使用するシャンプー量を減らすことが出来ます!

先に泡立てたほうが、愛犬をゴシゴシせずにシャンプーすることができるため、愛犬もシャンプーが気持ちよくなります♪人間が洗顔をするとき泡立ててから顔を洗うのをイメージしてみるとよいです!

すすぎはしっかりと行なう

シャンプーが一通り終わったら、念入りにすすぎを行なってください。

シャンプー液が皮膚に残ると、かゆみなどの原因になります。

特に脇や内股など外からすぐに見えにくい部分は洗い残しがちな場所です。5分くらいを目安にすすぐといいでしょう。

乾かすときはタオルドライを基本にする

すすぎ終わったらタオルドライで毛と皮膚の水分を吸い取ってあげるようにしましょう。

ドライヤーを使う場合ドライヤーを使うときは、皮膚をドライヤーで乾燥しすぎないよう、30cmほど離して使いましょう。

できる限りタオルドライを行い、ドライヤーは短時間で済むようにすると皮膚を乾燥しすぎることから防げます。

ブラッシングと皮膚のチェックを定期的におこなう

愛犬の皮膚を守りたいなら、定期的なブラッシングも大切です。コーム・ウェットブラシ・獣毛ブラシなど専用の道具を使って、皮膚が傷まないよう優しくブラッシングします。

また、ブラッシングするときは、皮膚のチェックも併せて実施するのがおすすめです。

  1. 愛犬の皮膚に赤みがないか
  2. 被毛にフケがついてないか
  3. ブツブツ・ポツポツした感触はないか

など、細かい部分まで見てくださいね。毛玉が見つかった場合、ハサミや犬用バリカンなどでカットしてから周辺の皮膚をチェックしましょう!

特に子犬を迎えた時は早い時期からブラッシングを習慣づけるようにするといいでしょう。

今までブラッシングをされたことがない成犬では、いきなりブラッシングをすると驚いてしまうことがあります。背中など普段触られ慣れているところから少しずつブラッシングをはじめ、犬が慣れてくるにしたがってブラッシングをする範囲を広げましょう。

ブラッシングの素材もいきなり固いものではなく柔らかい素材からスタートすることが大切です。

ほこりやノミの対策

日常生活のなかで発生するほこりは、アレルギー性皮膚炎の原因となるハウスダストマイトの住処になるので、室内やペットケージは小まめに掃除をしましょう!

また、散歩中に付着するノミもアレルギー性皮膚炎を引き起こすため、愛犬に予防薬をつけたりするのも大事な予防策ですね♪予防薬は動物病院で処方された物を使いましょう。

ここまで予防やケアの方法を紹介してきましたが、すでに愛犬の皮膚が赤くなっているときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談しましょう!

まとめ

愛犬の皮膚が赤くなっている場合、激しいかゆみやフケの発生など、皮膚疾患をおこしている可能性があります。そのまま放置すると症状が悪化しかねないため、愛犬の様子がおかしいと感じたら、速やかに動物病院で受診しましょう。

また、皮膚トラブルを防ぐためには、日頃の予防ケアが欠かせません。特にブラッシングは愛犬とのコミュニケーションの時間にもなりますので、お互いに楽しみながら予防やケアにつなげるといいでしょう。

飼い主さんが頑張って予防やケアに取り組めば、愛犬もきっと喜んでくれますよ♪

主な症状・お悩み
  1. 犬のアトピー
  2. 犬のシャンプー
  3. 犬の皮膚が赤い

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