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猫の老化は何歳から?老猫との暮らしで注意したいサインや症状を紹介

愛猫が年を重ねるにつれて、見た目や行動に変化が現れ、戸惑うこともあるかもしれません。しかし、変化は自然な老化現象であり、適切にケアすることで、愛猫は快適なシニアライフを送れます。

この記事では、老猫によく見られる変化から、具体的なケアの方法、注意すべき病気までを詳しく解説します。愛猫がいつまでも健康でいられるよう、飼い主としてできることを一緒に学んでいきましょう。

この記事では以下のことがわかります

  1. 老猫の年齢は何歳からか
  2. 猫は年を取るとどのような変化があるのか
  3. 老猫のケア方法
  4. 老猫と暮らすときに気をつけるべきポイント

老猫(シニア期)は何歳から?

横たわる猫の画像

一般社団法人ペットフード協会が発表している「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」によると、室内飼いの猫の平均寿命は16.25歳といわれています。猫の平均寿命は年々伸びてきており、今では20歳を超える猫も多く見られるようになりました。

そんな猫のライフステージは、一般的に以下のように考えられています。

猫のライフステージ

  1. 子猫期:~生後6カ月
  2. 青少年期:生後7カ月~1歳
  3. 成猫期:1~6歳
  4. 中年期:7~10歳
  5. 高齢期:11~14歳
  6. 後期高齢期:15歳~

つまり、おおむね11歳以降が老猫(シニア猫)といえるでしょう。

しかし、老化のサインは猫によってさまざまです。7歳を過ぎても子猫のように活発な猫もいれば、若い頃から穏やかな性格の猫もいます。そのため、年齢だけで老猫と判断するのではなく、愛猫の様子をよく観察することが大切です。

もし、愛猫に老化のサインが見られたら、早めに動物病院を受診することがおすすめです。獣医師に相談することで、愛猫の健康状態を把握し、適切なケアができます。

また、食事や生活環境を見直すことで、愛猫が快適に過ごせるようにサポートしましょう。

 

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シニア猫の見た目の変化

横たわる猫の画像

愛猫がシニア期に差し掛かると、見た目にも様々な変化が現れます。具体的には、以下のような変化が見られるでしょう。

  1. 体毛の色が薄くなる・白髪が増える
  2. 毛並みにツヤがなくなる
  3. 皮膚や毛並みの状態が悪くなる
  4. 目ヤニや白内障の症状がでる
  5. 歯の黄ばみや歯石が目立つようになる

愛猫の見た目の変化は、老化による自然な現象であることが多いですが、なかには病気のサインの可能性もあります。愛猫の変化に気づいたら、早めに動物病院を受診し、獣医師に相談することをおすすめします。

体毛の色が薄くなる・白髪が増える

人間と同じように、猫も歳を重ねると白髪が増えてきます。特に顔周りや耳の後ろ、鼻筋などによく見られます。

また、全体的に毛の色が薄くなることもあります。これは、毛を作る細胞の働きが衰えてくるためです。白髪が増えても、愛猫の健康状態に問題がない場合がほとんどなので、心配する必要はありません。

しかし、もし一部分だけ毛の色が急に変化したり、脱毛が見られたりする場合は、皮膚病などの可能性もあるため、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

毛並みにツヤがなくなる

若い頃は、猫の毛並みはサラサラとツヤツヤしていますが、シニア期になると毛並みがパサついてツヤがなくなってくることがあります。

これは、皮脂の分泌量が減ってくることが原因の一つです。また、グルーミングの頻度が減ったり、体の動きが鈍くなって毛づくろいが十分にできなくなったりすることも、毛並みの変化に繋がります。

ブラッシングをこまめに行ったり、皮膚や被毛の健康維持に配慮したフードを選んだりすることで、毛並みの状態を改善できる場合があります。

皮膚や毛並みの状態が悪くなる

皮膚が乾燥しやすくなったり、フケが増えたりすることもあります。また、毛が抜けやすくなったり、薄くなったりすることもあります。

これらの変化は、皮膚の老化や栄養不足などの要因以外にも、病気などが原因で起こることがあるため、注意して様子を観察することが大切です。

皮膚の状態が悪化すると、愛猫は痒みを感じて、過剰に体を掻きむしってしまうことがあります。そのため、皮膚に異常が見られたら、早めに動物病院を受診し、治療を受けるようにしましょう。

目ヤニや白内障の症状がでる

猫が歳をとると、目ヤニが増えたり、目が白く濁ったりするなどの症状が見られることがあります。

これは、涙の分泌量が減ったり、白内障などの目の病気を発症したりすることが原因です。白内障は、水晶体が白く濁ることで視力が低下する病気で、進行すると失明することもあります。

シニア猫では、白内障以外にも、緑内障や網膜剥離などの目の病気が発症しやすくなります。目の異常は、愛猫の生活の質を大きく低下させる可能性があるため、早期発見・早期治療が重要です。

歯の黄ばみや歯石が目立つようになる

歯の表面に黄ばみや歯石が付着しやすくなるのは、唾液の分泌量が減り、歯垢が溜まりやすくなることが原因です。

歯周病になると、口臭が強くなったり、歯が抜けたりするだけでなく、細菌が血液に乗って全身に運ばれ、心臓や腎臓などの内臓に悪影響を与える可能性もあります。

日頃から歯磨きを習慣づけ、定期的に動物病院で歯のチェックを受けることで、歯周病を予防しましょう。

猫が見せる老化のサイン

獣医師に診察される猫の画像

愛猫がシニア期に突入すると、見た目だけでなく、行動や性格にも変化が現れることがあります。具体的な変化としては、以下のような行動やしぐさがあります。

  1. 睡眠時間が変化した
  2. 爪を研ぐ回数が少なくなった
  3. 高い場所に登れなくなった
  4. トイレの粗相が増えた
  5. 体重の増減が激しくなる
  6. ものごとに興味を持たなくなった

これらの変化は、老化による身体機能の低下や、認知機能の衰えなどが原因で起こります。愛猫の変化にいち早く気づくことで、適切なケアをしてあげることが大切です。

睡眠時間が変化した

若い頃は活発だった猫も、シニア期になると睡眠時間が長くなる傾向があります。これは、体力や代謝が低下し、疲れやすくなるためです。

また、昼夜逆転などの睡眠サイクルの変化が見られることもあります。

睡眠時間は猫によって個体差が大きいため、具体的な睡眠時間だけでは判断しづらいこともあります。普段から睡眠の様子などをチェックし、行動に変化がないか気づけるようにしましょう。

爪を研ぐ回数が少なくなった

猫はストレスを解消したり、マーキングをしたりするために爪とぎをします。しかし、シニア期になると、活動量の低下や筋力の衰えによって、爪とぎの回数が減ることがあります。特に関節炎などを患っている場合は、爪とぎをする際に痛みを感じ、避けるようになることも。

愛猫が爪とぎをしなくなったからといって、無理強いする必要はありません。猫自身のケアや自宅の家具を保護するためには、爪とぎしやすい場所に、安定感のある爪とぎ器を設置してあげましょう。

高い場所に登れなくなった

若い頃は高い場所に飛び乗ったり、猫らしい俊敏な動きをしていた猫も、シニア期になると筋力やバランス感覚が衰え、高い場所に登れなくなることがあります。

無理にジャンプさせると、転倒や骨折のリスクが高まるため注意が必要です。愛猫が安全に過ごせるように、段差を解消したり、スロープを設置したりするなど、生活環境を整えてあげましょう。

トイレの粗相が増えた

トイレの失敗が増えるのは、老化による筋力低下や認知機能の低下、泌尿器系の病気などが原因として考えられます。トイレの場所を覚えられなくなったり、トイレまで行く体力がなかったり、排泄を我慢できなくなったりすることがあります。

愛猫がトイレで失敗しても、叱ったりせずに、優しく見守ってあげましょう。また、トイレの数を増やしたり、トイレの周りを片付けて移動しやすくしたりするなど、環境を整えることも大切です。

体重の増減が激しくなる

シニア期になると、食欲が低下しがちになったり、筋肉量や体重の減少も起こりやすくなります。また、病気や食欲不振などが原因で、体重が減ってしまうこともあります。

愛猫の体重を定期的に測定し、急激な減少がないか確認しましょう。体重の変化が見られた場合は、動物病院で相談し、適切な食事管理や運動を心がけましょう。

ものごとに興味を持たなくなった

若い頃はおもちゃで遊んだり、外を眺めたりと好奇心旺盛だった猫も、シニア期になると、ものごとに興味を示さなくなることがあります。これは、感覚機能の低下や、体力・気力の低下などが原因と考えられます。

無理に遊ばせようとせず、愛猫がリラックスできる時間を尊重してあげましょう。しかし、全く動かなくなってしまうと、筋力や体力がさらに低下してしまうため、適度に体を動かすように促すことも大切です。

老猫になったら注意したいケアのポイント

エサを食べる猫の画像

愛猫がシニア期に入ると、若い頃とは異なるケアが必要になります。老化に伴い、身体機能や認知機能が低下するため、生活環境や食事、健康管理など、以下のようなポイントに注意しましょう。

  1. 高齢猫用のキャットフードに切り替える
  2. 暖かく休憩できる場所を用意する
  3. 日々の健康をチェックする
  4. 高い場所へ移動する負担を軽減する
  5. 定期的にブラッシングをする
  6. 健康診断を受診する

愛猫が快適で健やかなシニアライフを送れるよう、適切なケアを心がけましょう。

高齢猫用のキャットフードに切り替える

シニア猫は、消化機能や代謝が低下するため、若い頃と同じフードでは栄養バランスが崩れてしまうことがあります。

高齢猫用のキャットフードは、消化しやすく、必要な栄養素がバランス良く配合されています。愛猫の年齢や健康状態に合わせて、適切なフードを選びましょう。

また、高齢猫は筋力が低下しやすくなることから、タンパク質含有量の多い食事を選択することもポイント。

食欲が低下している場合は、ウェットフードや柔らかいフードを与えるなど、食べやすさにもこだわることもおすすめです。

ただし、フードを切り替えた際に消化不良を起こすことがあるため、食後の体調を観察しつつ、1週間程度の切り替え期間を設けて徐々に切り替えましょう。

 

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暖かく休憩できる場所を用意する

シニア猫は体温調節機能が低下するため、寒さに弱くなります。暖かい日向や、暖房器具の近くなど、快適に過ごせる場所を用意してあげましょう。

また、関節の痛みや筋力の低下により、硬い床で寝ていると体を痛めてしまうことがあります。柔らかいクッションやベッドを用意し、快適に休めるようにサポートしてあげましょう。

冬場は、湯たんぽやペット用ヒーターなどを活用し、愛猫が暖かく過ごせるように工夫することがおすすめです。

日々の健康をチェックする

シニア猫は、若い頃に比べると病気のリスクが高まるため、日々の健康チェックが欠かせません。食欲や排泄、睡眠、行動など、いつもと違う様子が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

また、定期的な体重測定やブラッシングなどのスキンシップをとることは、健康状態を把握するために役立ちます。そのほかにも、愛猫の健康状態を記録しておくことで、獣医師に相談する際にもスムーズに治療を進められます。

高い場所へ移動する負担を軽減する

シニア猫は筋力や関節の柔軟性が低下するため、高い場所に飛び乗ったり、降りたりすることが難しくなります。無理な移動は関節を痛める原因になるため、段差を解消したり、スロープを設置したりするなど、移動しやすい環境を整えてあげましょう。

また、高い場所に置いてあった愛用品は、低い場所に移動してあげるのも良いでしょう。

定期的にブラッシングをする

シニア猫は、自分でグルーミングをするのが難しくなることがあります。そのため、定期的にブラッシングをして抜け毛を取り除いたり、皮膚の状態をチェックしたりしましょう。

ブラッシングは、血行促進やリラックス効果も期待できます。愛猫が嫌がらないように、優しく声をかけながら、短時間で終わらせるようにしましょう。

健康診断を受診する

シニア猫は、病気の早期発見・早期治療が大切です。定期的に動物病院で健康診断を受け、愛猫の健康状態をチェックしてもらいましょう。

健康診断では、血液検査や尿検査、レントゲン検査などを行い、病気の兆候がないか調べます。病気やけがを早期発見できれば、治療の選択肢も広がり、のちの対応が楽になるケースもあります。愛猫の年齢や健康状態に合わせて、獣医師と相談しながら、適切な健康診断の頻度を決めましょう。

老猫が注意すべき病気やケガ

獣医師に診察される猫の画像

猫の寿命は延びてきましたが、シニア期になるとさまざまな病気やケガのリスクが高まります。老化に伴い、身体機能や免疫力が低下するため、若い頃には発症しなかった病気にかかりやすくなるのです。

特にかかりやすい病気としては、次のようなものがあります。

  1. 腎臓病
  2. 関節炎
  3. 腫瘍
  4. 心臓病
  5. 甲状腺機能亢進症
  6. 便秘

愛猫が健康で長生きできるよう、老猫がかかりやすい病気について知っておき、早期発見・早期治療に努めましょう。

慢性腎臓病

腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、尿として排出する役割を担う臓器です。慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下する病気で、老猫に非常に多く見られます。

初期症状はあまり目立ちませんが、進行すると多飲多尿や食欲不振などの症状が現れます。腎臓が1回のおしっこで排出できる老廃物が少なくなるため、おしっこの回数が多くなり、脱水症状になりやすくなります。よく水を飲むようになったり、おしっこの回数が多くなったときは注意が必要です。

慢性腎臓病は完治が難しい病気ですが、早期発見と適切な治療によって、進行を遅らせられます。

関節炎

関節炎は、関節に炎症が起こり、痛みや腫れ、動きにくさを引き起こす病気です。加齢に伴い、関節の軟骨がすり減ったり、関節液が減少したりすることで発症しやすくなります。

具体的な症状としては、以下のようなものがあります。

  1. 歩き方がぎこちなくなる
  2. ジャンプしなくなる
  3. 階段を避けるようになる
  4. 触られるのを嫌がる
  5. 爪とぎをしなくなる

関節炎の治療には、痛みを和らげる薬物療法や体重管理、サプリメントの使用などが行われます。自宅でできる対策として、滑りにくい床材を使用したり、段差を解消したりするなど、生活環境を整えることも大切です。

心臓病

心臓病は、心臓の機能が低下する病気です。老猫では、肥大型心筋症や弁膜症などの心臓病が多く見られます。

初期には無症状のこともありますが、進行すると咳、呼吸困難、食欲不振、体重減少などの症状が現れます。

心臓病は、完治が難しい病気の1つです。一方で、薬物療法や食事療法によって、進行を遅らせ、症状を和らげることもできます。

甲状腺機能亢進症

ホルモン系の疾患も、老猫に多く見られる病気の1つです。具体的には甲状腺機能亢進症があります。

甲状腺機能亢進症では、ホルモン物質が過剰に分泌されることでさまざまな不調を生み出します。特徴的な症状は、新陳代謝が高まることでたくさん食べるようになるものの、体重が増加しないことです。

甲状腺機能亢進症にかかると、心筋症や高血圧などの合併症のリスクが高まります。定期的に獣医の検診を受け、早期に症状を発見できるようにしましょう。

便秘や尿石症

便秘や尿石症など、排泄にかかわる病気が多くなることもシニア猫の特徴です。

便秘は、便が硬くなって排泄が困難になる状態で、老猫では運動不足や水分不足、ストレスなどが原因で起こりやすくなります。尿石症は、尿路に結石ができる病気で、排尿困難や血尿などの症状を引き起こす病気です。

便秘や尿石症は、食生活の改善やストレス軽減などによって予防できます。

 

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シニア猫のケアには食事管理が大切!

この記事では、老猫における様々な変化について解説しました。加齢に伴う外見の変化、行動の変化、そして注意すべき病気など、老猫との生活で直面する可能性のある事柄を理解することは、愛猫の健康維持に繋がります。

シニア期に差し掛かった愛猫との生活では、日々の観察が何よりも大切です。些細な変化も見逃さず、適切にケアをすることで、愛猫が快適なシニアライフを送れるようにサポートしましょう。

特に、食事管理は健康寿命を左右する重要な要素です。高齢猫にあったフードを選び、必要な栄養をバランス良く摂取できるよう配慮することで、老化の進行を遅らせ、健康的な状態を維持できます。

主な症状・お悩み
  1. 柴犬
  2. 犬がシャンプーを嫌がる
  3. 犬が吐く
  4. 犬が咳をする
  5. 犬が太ってきた
  6. 犬が散歩を嫌がる
  7. 犬が痩せてきた
  8. 犬が食べない
  9. 犬に好き嫌いがある
  10. 犬のアトピー

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